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「狂った老舗」の2023年振り返りと、2024年の展望

正攻法できっちり会社を整備した2023年

今年も終わりそうな気分になっているので、この一年をちょっと振り返ってみる。今年は正攻法の綺麗なフォームで改革できた一年だと思っていて、「KOBIRA社の健康診断と治療」の1年だった。悪いところを診断して、問題あるところの治療ができた。そう言う意味ではまだ「狂えてない」んだけど、着々と突き抜けるカウントダウンが進んで行ってるんじゃないかと思ってる。

KOBIRA社の2023年を振り返る

組織の空気の変化

MVVが揃ったのが去年11月。それに向けて経営出来たと思う。良い意味で注目度も上がった。いろんな媒体にも紹介してもらえた。大きな変化の中で、全体的に会社の空気が前向きな方向で変わったなと思う。

75人の会社で新規採用14名

そして一年で採用を14人(M&Aによる転籍2名含む)。採用が大変なエンジニアの方々にも入ってもらった。全然人が取れなかった組織だったけど、採用市場で一定、競り勝てるところまで来たと思う。

特に最近入社の方々はMVVとの親和性もあり、目線も高く優秀なので、どんどん成長させていきたい。全体の2割の人数が入ってきたのは、空気の変化にも影響していると思う。

社内DXは大きく進んだが、終わりはない

社内DXに関しては、5月のVision meetingで新規施策導入はひと段落したとはいえ、その後にUniposは入れたし、バクラクや開発管理、SFA /CRM導入、社内でのAI利用のプロジェクトも進んでるので、永遠に終わりはないんだろう。来年はMSのCopolitやGoogle Duetとどう付き合うか、の一年にもなるかな。それと10月の組織改変でDX事業部内に新規開発チームも作ったので面白いコンパクトなサービスをフットワーク軽く出していきたい。

人事評価制度のフルリニューアル

新規評価制度の運用開始して1クール終わったけど、そんなに大きな混乱もなかったので良かった。制度的には色々と調整する余地はあるがポジティブだったと思う。MBOはSelf-managementのための手法なので、上が全部決めてもらえるというところから、経営目標とすり合わせながら、自律的に進んでいける組織にしていければと思ってる。

先代チームからのソースの継承

6月にあった先代から自分へのソースの継承。11月にあった、先代の番頭さんから、池田君への取締役の引き継ぎ。この2個は世代交代を本当の意味でしたタイミングだった。先代チームは、バランス取って会社を進める追い風になってくれていると思う。世代交代は経営哲学が変わることだと思ってて、きっと彼らの哲学と自分達の哲学は違うんだろうけど、そこには口を出さず、テクニカルな部分の意見だけくれているのは素晴らしいと思う。

「あたりまえの経営」をする

この2年の第4創業プロジェクトの社内変革で全く違う会社になってきている。今年は、過去のネガティブな遺産やカルチャーに向き合い、時代に合わせて大きく外向きのビジネスのあり方を変えていく土台を作れたと思う。これなら「あたりまえの経営」をしながら戦えるようになってきたかなという手応えも感じきていると思う。

KOBIRA社の2024年

2024年のKOBIRAのテーマ

「心理的安全性が担保され、成長できる組織」で「あたりまえの経営」をしながら、顧客に届ける価値を時代に適応するようトランスフォーメーションをしていくのが2024年のKOBIRAのテーマになる。

ローカルからグローバルまで広がるプロジェクト

チイキズカン経由での外部復業人材の採用を1月から2名予定していて(どちらもその業界での最高の方々)、外部の知見に助けられながらの、主要サービスのリフォームが始まる。個人的にもめちゃくちゃ楽しみだし、社員の成長にも繋がると思う。

先日あったプレスリリースでさつまいものことは書いたんだけど、海外でのプロジェクトが複数進んでいるので、海外プロジェクトの経常利益割合が一気に上がる1年にもなる。NYCとムンバイの拠点設立も2024年できたらいいな。

本社の湯之元への移転という大きなイベントも今年はある。移転先の湯之元でのPlace-based Innovationの実験も始まり、東大のishool発起人でもある田村さん率いるリパブリック社との地域に根ざしたイノベーション作りの事業も昨日からキックオフがあった。

また東京の研究機関との湯之元での地域創造性を高める事業も始まるし、地域の空き家を利用した街まるごとオフィスの第一号もできる。2月にオープンするKOBIRA新本社は、街の港として、いろんなものが交わる汽水域となっていこうと思う。その結果、地域と企業の新しい関係性を作ることになれたら面白いと思う。

来年も組織に関してはmusuhiチームを相棒として二人三脚で走っていくんだろうし、TSUZUKUの久保雄太さんには組織を深く理解してもらった上でのデザインでお世話になると思う。本社の建築設計チームや、SELFを始めとして、いろんなネットワークやエコシステムなしにいまのKOBIRAは存在していないので、自分も彼らに貢献できることがあれば関わっていきたい。

来年も大変なんだろうけど、きっと来年はもっと「狂った老舗」になってると思うので、楽しみにみしておいてください。


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