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「狂った老舗」と呼ばれたい

前の投稿にも書いたけど、いろいろ会社の中をアップデート中。ミッション、ビジョン、バリューの設定に、リモート勤務や副業等々全面OKにするよう就業規則も全面改定、社員へのiPadとノートPCの配布、古かったシステム面もアップデートして、バリューから落とした社員の採用戦略の巻き直し、エンゲージメント調査、採用広報、本社移転計画、マーケにリブランディングなどなどなど直近だけでも結構ある。加えて創業110年と古い会社なんで、積もりに積もった(よく言えばレガシー、悪く言えば謎の旧癖)があるので、自分もCHROになってもらった池田くんも毎日目まぐるしく働いている。(下が池田くんの就任ポスト👍)

さて、別に儲かってるのに、会社の全面アップデートなんていう難儀なことを何でしないといけないのか。もちろん、会社的には経営の最適化/生産性の向上というのもある。ただ、自分の内面では「小平株式会社が時代遅れでダサいのが許せない」、というのがあるようだ。4代目のアトツギとしては祖父も父親も尊敬しているし、舐められるのが許せんという気持ちがある。

地域の老舗企業というのはどうしても「安心」にパラメーターを振ってしまうところがある。本当は、組織は変わり続けアップデートし続けるることが、組織のレリジエンスと継続性を高めるのに、「安心」というワードが組織の前例踏襲や変わらないことの言い訳となり、古いままの仕組みを持ち続ける原因になりがちだ。

もちろん老舗企業が「地域の安心」であることは重要だ。ただ、これからの新しい老舗企業はこの不安定で不確実な世界の中で「地域の希望」にもならないといけない。だから、まずは自分の会社を荒波の中の灯台となるべく、最新鋭に切り替えて、ここまでは安全に来れますよと地域を導く灯火になっていければと思ってる。クレージーな老舗と言われることは誇らしいので、呼ばれるくらいにやっていければと思ってる。


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