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一度も現地に行ったことない日本人が語る「アフリカの問題を解決したい」は、やっぱりおかしいと思う。

日本でアフリカ関連のイベントに参加すると、アフリカに行ったことすらないのに、「私はアフリカが抱える〇〇という問題を解決したい」と熱く語っている学生によく出会う。


よくよく考えてみれば、一度も現地に行ったことない日本人の学生が「アフリカの問題を解決したい」って、本当におかしな話だと思う。


現地で何が起きているのか実際に見たわけでもなければ、そこで暮らす人が問題をどう捉えているかも知らない。自分自身が問題意識を持ったわけでもないのに、最初から問題ありきでアフリカを見てしまっていたら視野も狭くなってしまう。


「途上国には問題がある」と色眼鏡をかけていたら、本来見るべきものも見えなくなり、独りよがりの活動になってしまうかもしれない。



もちろん否定はしない。「アフリカの問題を解決したい」という想いは僕も一緒だし、むしろめちゃくちゃ応援したい。


でも、最初に現地に足を運ぶ時は、あまり自分が問題に取り組むことを前提にしない方がいいと思う。まずは現状をしっかり見た上で、そこで生活を送る人たちがその問題をどう捉えているのか、学ばせてもらう姿勢が大事だと思う。


たしかにアフリカには問題が山積みだけど、決して彼らがその問題に気づいていないわけでもないし、彼らにも問題を解決する意志や能力はあるのだから。


これは、僕自身も気をつけていきたい。

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