よくないお金の使い方をしている。 いつかまとまったお金が必要になったときのため、毎月生活が少し苦しくなる程度の額を貯金している。完璧ではないが1年くらい続いていて口座を見るたび頑張って働いた自分を褒めたくなるのだが、たまにリミッターが外れて散財してしまうときがある。 それが今だ。 こうなると、いつかのために貯めているお金は、明確な使い道のないお金に変わる。 「どうせ急ぎで何かに使うことは無いしまたバイトしたらいいやろ」と考えてしまうともうダメで、前もその考えで貯めていたお
「できない」から逃げることが増えた。できないことを理由に逃げているというより、できないことへの挑戦自体から逃げているという感覚のため「できない」から、としている。 これを実感する場面は多々あり、小さい頃と今を比べて一番違いを感じるのがこの部分だ。何かをやってみることと、すぐに逃げてしまう自分に寂しさを抱くこと、いつからかこの二つがセットになってしまった。 そもそも、小さい頃は「できない」から逃げるなんて考えたこともなかった。 小学五年生から始めたサッカー。周りより始
ずっと、社会人に対してコンプレックスを抱いている。ふとしたときに自分と周りの社会人を比べて勝手に落ち込んでしまったりする。 ただ、社会人という言葉はぼんやりしたもので、明確な定義は無いようだ。だから僕は、会社に雇用され責任を持って仕事をすることで安定した収入を得ている人を社会人だと思っている。その点、会社からの仕事がある訳でもなくアルバイトで得た不安定な収入で生活をしている僕は、悲しいことに社会人ではない。 そもそも、大学に入る前から芸人になろうと決めていた僕は、社会人
最近、大人になったんだなと思うことが増えた。 もう24歳で、何を今更という年齢なのだが、三人姉弟の末っ子で周りに甘えてなんとかここまで生きてきた僕にこの自覚が芽生え出したのはここ一年くらいのことだ。 例えば、以前友達と焼肉に行ったとき。僕は人生で初めて自らトングを握り、肉を返し、そして「これもう食べれるで」と友達のお皿に焼けた肉を置いた。今まで人生で食べた肉の焼き加減をもれなく全て他人に委ねていた僕にとって、この一連の行動は自分が大人になったことを実感するには十分で
「好きな歌手だれ?」「どんな歌聴くん?」 僕はこの質問が苦手です。聞かれると、ドキッとして一瞬時が止まったような感覚になります。 ただ、苦手と言ってもこの質問が嫌いというわけではありません。むしろ、相手によっては食い気味に答えて共有したいという気持ちさえあります。 ではなぜ苦手なのか、理由は二つあります。 ひとつは自分の心の中を見せている気がするからです。大袈裟な言い方ですが、僕にとってはこれに近いものがあるのです。 音楽を聴くときに、なぜその曲を選んで聴くのか。
noteを始めようと決めたのは今年の二月でした。NSCを卒業し四月から芸人一年目。実績がなく、もちろん仕事もない僕たちに必要なのは、まず自分たちを知ってもらうことだと考えたからです。 というのはよそ行きの理由で、本当はこんな立派なものではありません。『ネタが面白くて文才がある』こんな風に思われたかったからです。ネタが面白く、頭の中で考えていることを文章にしたとき、それもまた文才があって面白い。なんてカリスマ性があってめちゃくちゃ格好いいじゃないですか?そんなカリスマ性ゼ