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あなたのおかげで、私は存在を確かめられる。

私はどちらかと言うと呑気で楽しいことを考えていたい性格。
義祖母は対極で、とても心配性で、せっかち。
義母はどちらかと言うと私と同じで呑気でプラス思考。

義母はいつも義祖母と意見が合わない。
ケンカして、その日嫌だった義祖母とのエピソードトークをしてくるのが日課だ。

私は、義祖母がもっと楽天的に考えて生活できれば幸せになれると思っていた。そしたら、義母も嫌な気分をしないで生活できると思っていた。

だから、義祖母に対してもっと幸せになれるような考え方を教えてあげればいいのではないかと、少し上から目線のように思っていた。

でも、それはちょっと違った。

もし、聞かれたら、「そんな時、私はこんな風に考えているよ」
と教えてあげるのはいいかもしれない。
だが、本人が「変わりたい」とか、そんなつもりのない人にとっては、
「私が変えてあげよう」「私が幸せにしてあげよう」なんて上から物言いをしてくる人はただの迷惑になる。

こちら側のスタンスの問題。
自分はこう思っていると表現するのはいいが、「こっちが正しい」というスタンスを持った瞬間に、抵抗が生れる。

自分と真逆の性質を同じようにしようなんて、大それたことをする必要はいのだ。

対極の性質が存在するおかげで、自分の存在が確認できる。
ただそれを確かめられたこと。
それだけでなんとありがたいことか。

私が苦手なことを代わりにやってくれている。
自分ができない思考を頑張ってやってくれている。
ありがたすぎる。

あなたのおかげで、私は存在を確かめられる。

そう思って生活することにした。

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