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『論語』

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『論語』の中から、自分自身への励ましや戒めを含めて、人生訓として覚えておきたい章句を集めました。
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#孔子

孔子の一番弟子顔回の話

孔子の弟子は 3,000人いたと言われている。 もちろんウソである。 3,000 という数字は、孟嘗…

泉聲悠韻
2か月前
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あぶない『論語』~儒教の功罪

中国の伝統思想は、儒家思想である。 道家思想もシェアは広いが、万年野党みたいなもので、与…

泉聲悠韻
2か月前
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中国古典インターネット講義【第12回】『論語』~孔子が語る「仁」と「礼」

諸子百家春秋戦国時代、周王朝はしだいに弱体化し、大小の諸侯の国が乱立して覇を競うように…

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泉聲悠韻
2か月前
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【中国の思想と文化】中国古代のリーダー学~「桃李もの言わざれども、下自ずから蹊を…

古今のリーダー学  中国の古代思想、とりわけ諸子百家の時代の言説の多くは、もともと君主…

泉聲悠韻
8か月前
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【中国の思想と文化】中国古代の人間学~「君子」と「小人」

「君子」と「小人」  「君」は、領地・領民を持つ主権者のこと。「子」は、男子の尊称。  …

泉聲悠韻
8か月前
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【人生訓としての論語】「不義にして富み且つ貴きは、我に於いては浮雲の如し」~不正…

子曰く、 「不義にして富み且つ貴きは、 我に於いては浮雲の如し」【原文】 子曰、不義而富且…

泉聲悠韻
10か月前
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【人生訓としての論語】「天を怨みず、人を尤めず」~責任転嫁をしない

子曰く、 「天を怨みず、人を尤めず」【原文】 子曰、「不怨天。不尤人。」――憲問篇 子(し)曰(いわ)く、「天(てん)を怨(うら)みず、人(ひと)を尤(とが)めず。」――憲問(けんもん)篇 【語注】 天  天。(天が下す)運命。 怨  うらむ。 尤  とがめる。責める。 【和訳】 先生がおっしゃった、 「わたしは、天をうらまない。 人をとがめない。」 反省は向上の第一歩 何かに失敗した時、物事が思うようにならない時、それを運命のせいにしたり、他人のせいにしたりし

【人生訓としての論語】「之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者…

子曰く、 「之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず」 【原文】 …

泉聲悠韻
10か月前
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【人生訓としての論語】「人の己を知らざることを患えず、人を知らざることを患う」~…

子曰く、 「人の己を知らざることを患えず、人を知らざることを患う」 【原文】 子曰、不患…

泉聲悠韻
10か月前
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【人生訓としての論語】「己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ」~相手の気持ちを察す…

子曰く、 「己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ」 【原文】 子曰、己所不欲、勿施於人。―…

泉聲悠韻
11か月前
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【人生訓としての論語】「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず 」~付和雷同は調…

子曰く、 「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」【原文】 子曰、君子和而不同、小人同…

泉聲悠韻
11か月前
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【人生訓としての論語】「君子は義に喩り、小人は利に喩る」~損得よりも大切なもの

子曰く、 「君子は義に喩り、小人は利に喩る」 【原文】 子曰、君子喩於義、小人喩於利。―…

泉聲悠韻
11か月前
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【人生訓としての論語】「過ちては則ち改むるに憚かること勿かれ」~失敗したら、あと…

子曰く、 「過ちては則ち改むるに憚かること勿かれ。」 【原文】 子曰、過則勿憚改。――学…

泉聲悠韻
11か月前
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【人生訓としての論語】「徳は孤ならず、必ず隣有り」~立派な人には仲間が集まる

子曰く、 「徳は孤ならず、必ず隣有り。」 【原文】 子曰、徳不孤、必有鄰。――里仁篇 子(し)曰(いわ)く、「徳(とく)は孤(こ)ならず、必(かなら)ず隣(となり)有(あ)り。」――里仁(りじん)篇 【語注】 徳  人徳。品徳。人が身につけている優れた性質。 孤  孤独。一人だけでいること。 隣  隣人。理解者、共鳴者のたとえ。 【和訳】 先生がおっしゃった、 「徳のある者は孤独ではない。 必ず理解者がいるものだ。」 徳のある人は孤独ではない 徳のある人のまわ