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監査役(監査等委員)就任時に読んだ本など
こちらの記事に関連して、最近まわりで「今度監査役に就任するんですが何を勉強したらよいですか」という話題が多いので、就任前にどんな本(記事)を読んだかを思い出してみました。
来月総会で就任される方もきっといらっしゃいますよね。
まとまっているのは会計士の大杉さんが書かれている「監査役ニュース」のこちらの記事です。大変参考にさせていただいております。
結局は、監査役協会のこちらのガイドを読むことになりますが、
新任監査役ガイド(第7版)
新任監査等委員ガイド(第2版)
もう少しコンパクトなのがいいなと思う方は大杉さんの「監査役・監査等委員の教科書」がさらっと読めます。主にベンチャー企業など小規模会社の常勤向けですが、「社長がお友達を役員として連れてきたんだけど・・・」といったお悩みが載っている最後の章の「誰にも聞けないあれこれ」などが興味深いです。
これだけ読むのも十分大変なのですが、
監査手続きとかもういいから、実質的に役員としてどうあるべきなの?
と思って書店に行ったときに手に取ったのがこちらです。経営のモニタリングとはどうすることなのか、など、折に触れて見直したい本です。
(第4版が出たので更新しました)
なお個人的な意見ですが、監査法人の監査出身の会計士は、財務会計や監査、会社法関係のガバナンスは鍛えられていますが、以下のトレーニングは監査部門にいると経験できない場合が多いので、意識的に行う必要があると考えています。
・事業計画や企業価値の評価
・管理会計の運用
・ファイナンス
・リスクマネジメント
監査法人にいる間に、ファイナンシャルアドバイザリー部門や、リスクマネジメントの部門を経験しておいたり、転職してこういった業務を経験しておくと強みになりそうです。
あと、可能であれば監査法人を転職する前に監査クライアントの監査役と仲良くなっておき、(監査手続きの一環として)どんな監査役監査調書を作っているかをさりげなく閲覧して研究しておくのも有用と思います。
三様監査といって話しかければ、無下にされることはまずないと思います。
間に合いそうな方、よろしければぜひ。
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