煙たがられる

私は喫煙者である。

昨今では喫煙者というだけで文字通り煙たがられる。

私の住む田舎では大概コンビニの前に灰皿があるが、出張等で都心に出かけたりすると灰皿が置いてあるコンビニはほとんど見かけない。どこで吸うのかというと必死で喫煙場所を探して長時間放浪するか、長時間放浪した挙句にやっと見つけた分煙のあるお店にお金を払って喫煙場所を確保するかどちらかしかない。

じゃあ都心は喫煙者が少ないかと言うとそうでもなさそうで、駅近くの喫煙所などはスペースに入りきれず人がはみ出ているような状況である。

考えてみれば田舎よりも都会の方がストレスが溜まってそうな人が多いので喫煙者も多いのかもしれない。（単に人口が多いだけかもしれないが。）

批判を覚悟で言うと、喫煙者を出来るだけ隔離したいのであれば喫煙場所を増やすとかスペースを広げるといった施策をした方が良いのではと思うのだがどうなのだろうか。

吸わない人達からすると喫煙という行為は、ただの迷惑でしかないのであろうが、吸う事自体が法律で禁じられているわけではないので喫煙者は必ず一定数はいるわけである。であれば上記のような施策に力をかけた方がお互いに快適に過ごせそうに思うのだがどうなのか。

昨今の嫌煙の風潮が現在のコロナ禍の自粛警察と同じように思えて日々世知辛い世の中になってきているように感じる。

ゴミ箱に顔をわざわざ突っ込んで臭い臭いと騒いでいるようにも思える。

人間にとって地球が狭くなったのだろうか。

色々な性格や考え方があって全て含めて人間だといった考え方をするのが難しい世の中になってきたのだろうか。

貴方の言う正義は本当に誰しもが思う正義なのか、自分の考える正義はどの立場から見ても正義なのか、そういったことをふと考えたりするほどの余裕が無くなってないだろうか。

と喫煙者が偉そうに一服しながらふと思った事でした。