報われたい、この次こそ。その1
そういえばPK戦って初めて生で見たかも。
延長戦も見た事あったかな?
あ、あったな。Vゴールで負けたのは見たな。
PKって蹴ってから結果出るまで一瞬なんですね。
あのの時スッと緊張の糸が切れました。
これまでに何度も見てきた負けとは明らかに別ものでした。
「やっぱりな」
「そうだよな」
なんて微塵も思っていなかった。
なのに。
前日は天候が大きく荒れていたと聞きました。
この日は晴天に恵まれました。
11月も近いこの日、半袖でも過ごせるほどの暖かさ。
ここが私達の北海道コンサドーレ札幌が挑む決勝の舞台です。
私が初めてコンサドーレの試合を見たのが2000年。
そこから暫く間が空いて、2004年くらいから見に行く回数が増えてきた様に思います。
その日都合つけば厚別までフラッと出掛けて当日券買って、アウェイ側のゴール裏自由席で座って見てました。
昔から「声が小さい」と言われ続けてた私でしたんで、スタジアムで声を出すなんて考えもしなかったんですね。
その後大阪に戻り、アウェイサポとなってからは声出しする様になったんです。
そこしか居場所無かったから。
西日本のJ2のアウェイなんて少数でしたからそうせざるを得なかったんですよね。
それからは殆どホームに行く事は無くて。
たまに行ってもゴール裏には行かなかったりでした。
だからこの日、私にとって初めてのホームゴール裏だったんです。
普段のアウェイとは別ものでしたね。
いつもはスタジアム内で顔見知りの方とすれ違う事が多いのですが、この日は殆どお見かけしませんでした。
それだけ人が多かったという事かと。
「こんなにも北海道コンサドーレ札幌のサポーターがいるんだ!」
そう思いました。
素直に凄いと思いました。皆が思いを1つにここに集ったんだと。
様々な事情で来ることが出来なかった方も多かったと思います。
その方の分まで、とは言えないかもしれませんが頑張ったつもりです。
ゴール裏だけじゃないんですよ!
メインやバックの北側にも赤黒着た人が沢山いて、手拍子してくれたりタオマフ掲げて回してくれたり。
ゴール裏のチャントに合わせてメインやバックの方から手拍子が聞こえて来て、見ると殆どの人が立ち上がって手を叩いてたんですよね。
声も出ていたんじゃないかと。
僕が大好きな北海道コンサドーレ札幌を大好きな人がこんなにも沢山いたんです。
それだけの人々があの後半ATのCKで1つの願い事をし、延長前半のFKでも1つの願い事をし、PK戦でも1つの願い事をした筈。
もちろん現地だけでは無いですよね。
本当にみんなの願いは1つでした。
当然願いが叶った際のイメージもしてますよ。
私もそうですもん。
だが、叶わず。
「まだ早かったんじゃないか?」
そうかも知れません。リードした後に落ち着いて出来ないところなんかまだまだですもんね。
ただ、そこは早い遅いや他クラブとの比較ではなく目の前のチャンスを掴んで最後まで離さずにいられたか、って事なんだと思います。それが出来さえすればだったんだと。
「また次を目指せばいいじゃない」
そうかも知れません。早く残留を決めれば、来シーズンも挑めます。
次を確実にモノにする為には相当の覚悟が必要なんじゃないかと思います。
今まで見たいに「ルヴァンよりもリーグ戦を重視しないと」なんて言ってられません。その為に選手層を厚くする必要も出てくるでしょう。
誰が出ても同じクオリティで戦えるチームになる必要もあるでしょうね。
ここから先、簡単ではない事は皆さんも承知の上かと思います。
でも、またこの場に立ちたいですよね!
あの味を知ってしまったんですもん。
あんな美味しいものをこの先数年味わえないなんて事は耐えられそうにありません!
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