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人の心を動かす映画の話

年齢と涙脆さなんて都市伝説?

歳をとるにつれて涙腺が脆くなる。なんて話をよく耳にする。いやいや、そんなことないでしょ、なんて子供の頃は馬鹿にしていたけれども、事実に直面するのはそう遅くなかった。大学生になった途端にその現象はやってきたのだ。

きっかけは至って普通のことだった

君の名は。が空前の大ヒットを遂げたその年、もうひとつ感動のアニメ映画が公開された。「聲の形」である。試写会のチケットが2枚あるから見に行かないかと誘われて何気ない気持ちで観に行くことにしたその映画が、のちによく泣いてしまうから映画は一人でと決めるきっかけきなったのだ。

アニメで考える現代社会の闇

内容を簡単に説明すると、主人公の石田将也が転校してきた西宮硝子に対する好奇心でいじめをしてしうのだ。しかし、とある事件がきっかけとなり石田はいじめる側からいじめられる側になってしまう。そして西宮も転校してしまい和解することなく月日は流れ、高校生になった石田は身辺整理のために西宮の元を訪れる。再開をきっかけに石田や西宮、そして周りの人々が変わっていく物語になっている。

この話では人が精神的にも成長していく姿が描かれている。いじめや障害を持った人に対する周りの態度、変わろうとする気持ち.... うまく言葉にできないけれども、問題になってもなくなることのないいじめ問題、障害をもっている方に対する偏見など、現実社会でも問題になっていることを改めて考えるきっかけになったのはたしかだ。自分自身偏見や思い込みで行動し人を傷つけていないか?はっきりとそんなことはない。と言い切ることができないことが情けなく思ったことを今でも覚えている。あれから数年たったが、実際に変われたのか、自分自身答えはだせないけれど、少しでも変われていればと思うばかりだ。

本題はこちらだった

さて、話を本題に戻すとしよう。真面目な話をした後に涙腺が脆くなった話をするのもいかがなものかと思うが、本題にそちらをあげていたのだからきちんと話そう。

ネタバレを極力最小限に話すと、終盤に花火大会の話が出てくる。その夜にある事件が起こるのだが、その事件の真相を聞いた時には涙が止まらなくなっていたのだ。序盤で結構考えさせられ胸の奥がなんとも言えない感覚になり、話が進むにつれ目頭が熱くなっているのは感じていたのだが、花火大会の事件で涙が止まらなくなり、その後の話の間も泣き続け、エンディング曲であるaikoの「恋をしたのは」が涙に拍車をかける結果となった。

エンドロールが終わり会場が明るくなると、多くの方がハンカチで目頭を抑えているのが確認できたのだが、自分一人だけマフラータオルを濡らしており、友人には泣きすぎるお前を見て涙も止まったよと言われる始末だったのだ。

それ以来、何気なく観る映画で泣くようになったのだ。無論、同年に大ヒットし、日本中を感動の渦で包み込んだ「君の名は。」を後日見に行った際も例に漏れず泣いた。

まとめ

今回はきっかけとなった「聲の形」の話をしたが、今後はこの映画で泣いたの⁉︎という話もしていきたいと思う。

聲の形」だが、観られた方は泣いたシーンがわかると思うけれども、まだ観てない方は方は時間がある時にぜひ観て欲しい。今回の話は共感していただける話だと思うので。

つらつらと書いてきたが映画を観て泣いた記録、そうこれは映画観涙録である。


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