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不運だけれども不死身な男の話

幸せな日のはずが

クリスマスと言えば子供はサンタさんを待ち侘びて、大人たちは素敵な夜を過ごすことの多い日。世界中が幸せに包まれ、人々が浮かれるそんな日に、2年連続で不運という言葉では表せないことに巻き込まれる不運な男「ジョン・マクレーン」そう、今回泣いた映画は「ダイ・ハード」だ。

最も悪運の強い男誕生

最も不運なタイミングが悪い時に、最も不運なことに見舞われ大怪我をおうものの死なない男「ジョン・マクレーン」はニューヨーク市警察の統合テロ対策班に勤める刑事であり、一作目では別居中の妻ホリーに会うためにロサンゼルスにやってきていた。そして、ホリーの努めている会社で会っている際にテログループが押し入り、事件に巻き込まれてしまう。ニューヨークから遠く離れたロサンゼルスで、たった一人テロリストを相手に戦い事件を解決する。

ただただ妻に会いにきただけで、それもクリスマスに事件に巻き込まれ死にかけてしまうという、不運すぎる姿をみせてくれる。

クリスマスって幸せな日のはずが...

二作目は、前回の事件から一年後の同じくクリスマス。妻を迎えに大雪の降るロサンゼルス空港にきていた。そこで怪しげな人物をみつけたことで、またしても事件に巻き込まれてしまう。テログループが空港のシステムを乗っ取ったことにより、空港は完全に機能が停止してしまい、ホリーの乗った飛行機を含めロサンゼルス空港に着陸予定の飛行機が着陸不可能となってしまった。人質も危険も何もかも前回以上にましてしまい、今回も大怪我をおいながらも事件を解決する。2年連続でクリスマスにテロに巻き込まれる人など、この男をのぞいて誰がいるのだろうか。まぁ妻のホリーも巻き込まれているのだから、夫婦揃って不運すぎる

二度あることは三度ある......

三作目はついにニューヨーク全土を巻き込む大規模事件に発展してしまう。そして今回は妻ホリーともうまく行っていないらしく、アル中一歩手前にまでなってしまっていた。テロリストのリーダーに指名されたことで現場復帰という形となるが、朝まで大量の酒を飲んでおり二日酔いでテロリストと戦うことになるのだ。爆発に巻き込まれ濁流に飲み込まれ貨物船に高所から落ちてもなお死ぬこともなく、今回も事件を解決する。ここまでくると運が悪いのか運がいいのかわからないレベルになってくる。奥さんとも上手くいかずに髪もだいぶきているところが、三作目で泣いたところだ。

月日は流れてもなお......

三作目の公開が1995年で四作目の公開が2007年であり、現実世界では12年の時が流れている。作中では警官になってから30年勤務していることになっており、ついに髪の方も観る影も無くなってしまっていた。この時点で泣いてしまった。まだ事件という事件も起きていないというのに。そして今回の事件はニューヨーク全土からアメリカ全土を巻き込むサイバーテロに巻き込まれる。例に漏れず事件を解決するので、色々と事件については割愛する。今回ダイハードで一番泣いた四作目の泣いた理由を話すことにしよう。

父親はつらいよ......

今回遂に妻ホリーと離婚してしまっており、娘には敬遠されてしまう始末。三回も大規模なテロからアメリカを救ってもなお、家庭ではよくみる嫌われる父親という一面をみて泣かずにはいられない。そして禁煙もしているのだ。あんなにもヘビースモーカーだったのに、タバコをやめているのだ。喫煙者がタバコを断つのは大変だというから、考えただけでも努力が感じられる。映画自体の内容はハラハラドキドキしながらも笑える作品なのに、全く別のところに観る視点を置くと、作品も色々と変わって見える。

五作目もあるが、今回は省略させていただこう。

これを機に「ダイ・ハード」を観たことがない方は観ていただきたいし、観たことがある方はもう一度みてはどうだろうか。

最後に

この映画おすすめや、この映画で泣きました。この映画で泣ける?などの情報があれば教えていただけると幸いです。

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