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入社前後のギャップは出来るだけ小さくする


社会に出ると、色々な入社前後のギャップに悩まされることがあると思います。
どれだけその企業を知り尽くしていて、アルバイトから社員人なるという場合も必ずギャップはあります。
そのギャップを少しでも小さくするのが

業界・企業分析

になります。
新卒就活、ただなんとなくで就活を進めていませんか?


・理想としていた栄養士業務ができず、厨房での盛り付けばかり
・一人職場で今やっていることが正しいかわからず成長できている気がしない
・他職種や厨房とのコミュニケーションが難しい
・1つ1つのタスクにかける時間が多く、勤務時間内に終わらない(残業の発生)
・あまり評判の良くない上司に当たってしまった。


これらの要因には仕方のないものもありますが、いくつかは就活中に解決できることがあります。
就活中にできるだけ解決させ、ギャップを少なくしていくことが大事です。
せっかく見つけた仕事、少しでも長く働いてほしいと思い、記事にします。

新卒入社の企業なんて、実際どうでもよいです。
「入社してからどれだけ頑張れるか」の方が大事です。
新卒入社の1社目で失敗したから人生負け組だとか、入社後ストレスや就活自殺で亡くなってしまう人も実際にはいます。
本当にばかばかしい。本人ではなく、そうさせた企業や親などの周囲の環境です。
新卒入社の企業で人生が決まる。そう刷り込んでいく人間は世の中に多くいると思います。
そのような流れがある限り、学生と実際の社会に出た後のギャップは小さくならないんですね。
大企業に入社できた、就職が上手くいった人でも同じ業務ばかりでつまらない、中小企業の友人は色々な仕事を任されていて楽しそう、といったこともよく聞きます。
せっかく入社できたのにやめてしまう。もったいないですね。

それだけ、学生の頃の就活、社会に出る、入社後の考え方はとても大事です。
私は転職賛成派の人間ですが、いずれもプラスな理由で転職しています。
やめたいと思って転職はしていません。良い企業を探せるように、先ほどのギャップを1つずつ深くみていきたいと思います。


理想としていた栄養士業務ができず、厨房での盛り付けばかり

管理栄養士であればありがちです。
病院に就職できたと思いきや、下積みとして〇年は厨房に入ってもらって調理を行うというのがよくありますね。
直営の施設病院で栄養管理業務を担当する栄養士がいる状態であれば、しばらくは担当できないですし、いなくてもまずは今いる厨房経験者から引っ張ってくるのではないかと思います。
どこに就職したいのか、どのような業務をやりたいのか、それぞれ明確にして、それができるのかを確認しておく必要があります。
私は厨房の経験は言うほどありません。
それでも今は施設の厨房を委託している会社の指示・監督をしています。
厨房で調理がすごい出来る!
給食管理が完璧にできる!
だからといって栄養管理業務にもそれが反映されてくるわけでもありません。もちろん経験は出来た方がよいですが、やりたい業務のために5年も下積み・・・もったいないかと思ってしまいます。
その間に回りにどんどん離されていくかもしれませんよ。


対策

私のおすすめは、栄養管理業務(栄養指導や栄養ケア)がしたいのであれば、厨房業務をほぼすべて委託している施設病院をアタックしてみることをお勧めします。
施設栄養士は食数管理、食種管理等のみに専念して栄養管理ができるところが一番ベストですね。もし厨房経験0で全く分からなければ、厨房に入る機会を増やして、厨房での業務をしっかり見ておくだけでも違います。

今の管理栄養士は病棟やフロアに行くようになっています。
診療報酬や介護報酬の流れを見るとわかりますよ。
栄養管理を対象者をしっかり見て、その人にあった食形態を選択し、治療の一環として、生活の柱となる食事の提供に当たる。
栄養ケア計画を立てていく。
そんな管理栄養士になれることを期待します。


一人職場で今やっていることが正しいかわからず成長できている気がしない


大きい現場であれば先輩管理栄養士がいるかもしれませんが、介護施設や給食会社では一人が多いです。同期や先輩がいない可能性の方が高いですよね。
一人職場だと自分のやっていることが合っているかわからないため、1つ1つの業務に時間がかかったりしますので、そこはしっかり確認しないといけませんね。


対策

これは施設見学の際に容易に質問できると思います。
必ずそのチャンスはありますので、それを逃さずに確認してみてください。
今後の自分の成長にかかわってきます。
ただ、給食会社だとやはり配属先によって変わりますし、異動もあります。
こればかりはやはりガチャ的要素になりますね。
ただ、管理栄養士がいない職場でも、ベテランの栄養士、調理師、店長が指導してくださるところも多くあります。
管理栄養士の先輩からでなければ教われないというわけでもないので、難しいところでしょう。


他職種や厨房とのコミュニケーションが難しい

新卒であればなおさらですが、コミュニケーションは大変です。私もとても苦労します。
施設や病院では一人で突っ走ってしまうと多職種連携の輪が乱れてしまいます。


対策

自分なりの意思や考えを持つのはとても大事ですが、それを無理やり通そうとしないようにしましょう。
施設では特に新たな変化というものが嫌われます。
どれだけできる管理栄養士でも
いきなりたくさん「これを変える!」「あれも変える!」だとだれもついていけず離れて行ってしまいます。これもなかなか大変ですが、ほんの少しずつ、全体でゆっくり変化をつけていくのが鉄則です。
信頼される管理栄養士はただ出来るだけではだめなのです。周りや他職種の様子を伺い、無理のない範囲で少しずつ施設をよくしていけるとよいですね。
私も紙でのやり取りが多く電子化が進んでいなかったり、二度手間が多かったりしていますが、1年間はおとなしく施設での流れで進めていっています。
その後、改善の余地がありそうなものは改善します。
話がだいぶ逸れましたが、最初は下手でいましょう。あなたは初心者です。
私も1年目であればそこでは初心者です。YESマンになるというわけではないです。
方針に疑問を感じたら下手に出つつ確認することが大事、肯定しつつ質問したり意見を通したりしてみます。
自分は出来ると思っていても、それが出ないような立ち振る舞い、世渡り上手が得をする世の中です。
私も、上手に生きていこうと思います。


少し長くなりましたので、後半は次回にでも。


それではまた。

★はにわ★




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