還暦ゴルファーの徒然草 「癌封じの御礼参りと富士山への旅」
こんばんは。還暦ゴルファーです。
先週の月曜から金曜の5日間、今月2回目となる内地への旅に出ていました。
目的は、姉と慕う大学の同級生が癌封じを祈願してくれていたお寺への御礼参り。治療が終わったら、結果に関係なくお参りしようと予定を立てていました。良いご報告が出来る事になってホッとしています。
お寺で待ち合わせをして、お参りを済ませ、ここから二人の旅が始まります。
お世話になった御守を返納し、新たな御守を頂いて来ました。猫の図柄が可愛くて、お寺のHPを見て一目惚れしていたもの。
お一人様1個の限定ですって。
たくさん求められる人が多いのでしょうか。
1泊目は白川沿いのホテルに宿泊。
翌朝は私が治療中からずっと食べたかった「あぶり餅」を食べる為に、洛北にある今宮神社へと向かいます。
時代劇のロケ地に良く使われていた神社です。
京都で最初に住んだ下宿からは徒歩圏内だったのに、数える程しかお参りしていません。。
今思えば、勿体無いことばかりです。
向かい合って「あぶり餅」のお店が二軒並んでいます。今回はこちらのお店へ。
二人で三人前をペロリ。
炭火で炙ったお餅に、きな粉と白味噌のタレが何とも言えず美味です。一つ一つは小さくて、ひと口サイズ。心ゆくまで食べて、満足満足。
この後は、新幹線に乗って静岡へ向かいます。
静岡からの富士山を愛で、山梨からの富士山も愛でる計画です。
静岡駅前でレンタカーを借り、ホテル近くの久能山へと向かいます。
敢えて未完成にする事で、今後の更なる発展を願っているとか。なるほど!ですね。
気温は低く、天気も曇り空で富士山は難しいかもしれません。少しだけ移動してホテルへ向かいます。
一面ガラス張りの広い窓からも富士山は見えません。翌朝も霞んでいて、見る事は叶いませんでした。
磨き込まれた美しいガラス。
開放感たっぷりの贅沢な眺望。
なのに富士山だけが見えません。。
晴れていれば、デーンと真正面に見えるはず。
あぁ…残念です。
2泊目の日本平ホテルは夜景も食事も素晴らしくて、心も身体も解き放たれ最高にリラックス出来ました。
静岡からの富士山に心を残しながら、山梨へと向かいます。車で2時間ほど。近いですね。
3泊目のお宿は、河口湖畔にある「民宿やまもと」。お食事の評判が良いので、楽しみにしていました。
空が一気に暗くなったので、慌てて宿に駆け込みます。部屋に入った直後にバラバラと霰が降って来ました。部屋から見える富士山も一気に姿が見えなくなります。危機一髪でした。
この後、わかさぎと野菜の天ぷらも提供されボリューム満点です。虹鱒のお腹には梅肉と大葉のペーストが入っていて、魚嫌いの還暦ゴルファーでも美味しい!と完食しました。
翌朝、目覚めると窓の外には念願の富士山!
朝散歩へと急ぎます。
宿泊客は私達だけで、一番眺めの良い部屋に泊めて頂きました。お天気も良く、富士山が美しいです。眼福眼福。
雲一つない快晴の中の富士山。
山頂から自然に湧いてくる雲。
自然の織りなす光景に、寒さを忘れて見入ってしまいます。湖からの風が冷たいです。
ドライブをして少し観光地巡りをしてみました。一番の絶景は、息子から教えてもらった精進湖からの富士山。
ヘッダーの写真が湖畔からの景色。
ここはギリギリまで車で下りる事が出来て、目の前には湖と富士山の雄大な景色。生活感が全く無い景色に「古の人も同じ景色に心奪われたのだろう」と興奮しました。
「霊峰富士」の名がピッタリの厳かな佇まいに背筋が伸び、寿命も延びた氣がします。
本当に神々しいです。
見たかった富士山を心ゆくまで堪能しました。
一緒に旅をしてくれる親友が側にいる喜び。
食べたい物を食べ、行きたい所へ行ける喜び。
心も体も満たされた、幸せな旅でした。
そして、この後は楽しみにしていた「宝探し」のイベントへ!甲府まで足を運ぶ予定でいましたが、直前になり近くでも同じ体験が出来る事が判明。ラッキーです。
30分2,200円のオトナの宝石探しコースを無心で楽しんだ二人。めっちゃ無口になりました。
各BOXに一つ宝石のルースが入っているそう。
お隣の方は2つ目を見つけていました!
探し切れなかった前の方のが残っているケースがあるそうです。
私の元に来たのは「ペリドット」。
綺麗な黄緑色をしています。
調べてみると免疫力を高める効果があるとか。
私にピッタリの石!!
お財布に入れて持ち歩きましょう〜♡
屋外や室内に砂場が用意され、そちらでも宝探しが楽しめます。子ども達が楽しそうに歓声をあげながら、宝探しをしていました。
最終日は、待ちに待った温泉旅館です。
チェックイン後のウェルカムドリンクの葡萄ジュースをお代わりした後、早速富士山が見える温泉へ。
と言っても、ここでも富士山が見える部屋を予約していた還暦ゴルファー。天候に恵まれ、部屋からもバッチリ富士山が見える幸運!
富士山との間に、生活感のある景色が広がるのはご愛嬌ですね。アップにして写真を撮ると、そんな気配は微塵も感じさせない堂々たる富士の姿。冠雪が美しいです。
温泉に入った後は、豪華な夕食です。
この5日間、食事の準備をせずに食べるだけの人となりました。なんて幸せなんでしょう!
好き嫌いなんて言っていられません。
自分では作る事の出来ない料理です。
全て美味しく頂きました。
レストランの壁面装飾が素晴らしくて、うっとりしてしまいました。ですが、入り口に近いせいで冷気が流れ込み、温泉上がりの身体もすっかり冷たくなってしまいました。
なので、食後にもう一度温泉へ。今度は別のフロアにある露天風呂に行ってみました。
月を眺めながらの贅沢な温泉に「日本人で良かったなぁ」としみじみ思う還暦ゴルファーでした。
外国人さんが圧倒的に多い温泉旅館だったのに、不思議ですね。「朝風呂までは来ないだろう」と思っていたのに、私達と入れ違いに沢山の外国人さんが露天風呂に入って行きました。
温泉文化も随分浸透しているのですね。館内でも浴衣を着てリラックスされていました。
この旅館を予約した1月地点で、高価な部屋から埋まっていたので「外国人さんが多いのかも…」とは思っていたのですが、本当に多くて戸惑いました。
ここはどこ?ですね。
京都も山梨も、外国人さんでいっぱいでした。
最終日、レンタカー返却までにギリギリですが日本平へ迂回する時間があると分かり、車を走らせました。そして、見えた富士山が下の写真です。
雄大な姿。こんなにも裾野が広がっている姿は初めて見ました。静岡からの姿も、本当に美しい。
リベンジ成功です!
あぁ、この景色をホテルの窓一面に見る事が出来ていたら…と言う思いと、遂に見れたと言う喜びと。美しい富士を瞼に焼き付けながら昼食を食べ、帰路につきました。
静岡駅で友人と別れ、私は羽田から沖縄へ。
友人は京都へと帰って行きます。
また日常生活の始まりです。
今までにない奮発をして、贅沢な旅をして来ました。治療を頑張った自分へのご褒美に、区切りの旅をと計画しました。そして、長年頑張って働いていた友人の慰労の旅でもありました。
「元気でいてこそ」
そんな事を痛感しました。
これからもずっと再発の可能性は付いてまわりますが、自分らしく自然体で毎日を過ごして行きたいと思います。皆さま、これからもどうぞよろしくお願いします。
長文になりましたが、最後までお読みくださり、ありがとうございました。京都に着いたその日から発症した花粉症も、帰沖と同時にピタリと治まり、春風を心地よく感じる幸せに満たされています。花粉症の方々の症状が、少しでも楽になりますように。
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