還暦ゴルファーの共生記 「癌との共生とは」
こんにちは。還暦ゴルファーです。
8/9金曜日、無事主人のCT検査が終了しました。結果は「転移なし」。予定通り21日に内視鏡で手術を受けることが出来ます。
第一段階クリアです。
ただ、「映像から見る限り深さはありそう」との事で、深ければ内視鏡手術の後、外科での再手術となります。直腸癌なので、最悪の場合はストーマのお世話になる可能性もあるとの事。
第二段階に突入です。
同じ病気でも、癌との共生は特別なものがありますね。治っても常に再発や転移が頭を掠め、治療中も副作用や後遺症と闘わなければなりません。
私の父は肺癌で亡くなりましたが、初発の手術後からは5年以上経過していたので【再発】とはカウントされません。いつまで経っても火種は体の中に燻り続けるという事でしょうか。
トキソプラズマによる眼底出血で視野欠損になってから、10年くらいは「朝起きたら、また見えなくなってるんじゃないか…」と猛烈な不安に襲われる日がありました。
なんだかその感覚に似ています。
忘れていても、ふとした瞬間に「ああ…」と思い出される感じ。
これからは、この感覚も主人と共有していく事になりそうです。
今、還暦ゴルファー夫婦が何もかも忘れて楽しめる瞬間はゴルフなので、CT検査の後もゴルフの予約を入れていました。
15:03スタート。前後には誰もいません。
そりゃそうです。暑さピークの時間です。
受付のお姉さんに「前も後ろもいませんから、いつでもスタートして下さいね〜」と言われ、早速スタートします。
のんびりまったり。
暑いですが最高です。
検査前の火曜日には、主人の職場のゴル友Wさんとサザンリンクスへ。ご一緒するのは2度目。初回以来、職場で「還暦ゴルファー夫婦は打つの早過ぎ!!」と言っているとか。
沖縄へ来てから「関西人のイラチ」を発症中の還暦ゴルファーです。
おかしい…。
のんびり暮らしたくて沖縄へ来たはずなのに。
ままなりません。
前夜の雷と豪雨で、どうなる事かと思っていましたが、無事にラウンドスタート。カートの乗り入れは出来ませんでしたが、仕方ありません。
台風並みの強風が吹いて、体力を奪って行きます。打球も荒れ、スコアもまとまりません。
右ドッグレックなので、バンカーを避けてフェアウェイ左サイドを狙った球は、バンカー右の林の中へ。ガッカリしながら近づいてみると、右手方向にグリーンが!木が邪魔で直接狙う事は出来ませんでしたが、グリーン手前の向こう側ラフまで出す事が出来てショートカット成功となりました。
カート運転席にいたら「今から乗り入れOK」との通知が画面に現れました。やったー!!
颯爽と乗り入れ、ゴル友さんと主人を乗せて行きます。
8/6 火曜日 サザンリンクス
8/9 金曜日 具志川
8/13 火曜日 ジアッタテラス
1週間で3回もラウンドを楽しみました。
手術後の事が全く見えないので「今」を最優先に楽しんでいます。
私の治療中にも思いましたが、ゴルフが共通の楽しみとして存在していて本当に良かったと思っています。長い時間、非日常の世界を楽しめるスポーツなんて他には無い気がします。
生涯スポーツとして、癌と共生しながら楽しみたいと思っています。もちろん上達もしたいですけど。
【ジアッタテラス】
去年、初回の抗がん剤治療前日にラウンドしたゴルフ場です。「帰って来た!」という感傷的な気分も味わいました。
「アーリーバード」という早朝のみ組数限定の新しいプランで、お得にプレイ出来ます。
ティグラウンドに立ってみると、目の前に朝日!眩しくて、サングラスをしていても目が開けられません。プラン名通りの朝日と鳥ならぬトンボに出迎えられて、最高の朝が始まりました。
急遽予約を入れたこの日、ご一緒して下さったのはPGMを一緒にラウンドしたコーチとゴル友Aさん。お二人とも午後に予定を変更したりして予定を合わせてくださいました。有り難い。
別料金でカート乗り入れを選択し、暑い暑いと言いながら楽しみました。このコースからも西海岸の綺麗な海が見えます。
併設されているホテルやコテージはバリ島のウブドを思わせる落ち着いた雰囲気。小学生以下の子供は宿泊出来ないとの事。
泊まってみたいなぁと思いました。
【朝の風景】
疲れた日は翌日ゆっくり起きるので、朝散歩はお休みにしています。雨の日も。本当は毎日の習慣にするのが良いのでしょうが、緩い感じで続けるのもありかなと思っています。
「しなくちゃ!」と思うのは、何だか違う様な気がする還暦ゴルファーです。
自宅を出るなり纏わりつく湿った空気。
暑い…。風が全く無い。
朝日は見えそうにありません。
帰路も風がなく、早く帰宅してクーラーの冷気を浴びたいです。
内地の最高39℃と比べると、沖縄の34℃はずっと低くて過ごし易いはず。でも、それも海風があってこそなのです。風があれば、木陰に入ると涼しく過ごす事が出来ます。直射日光さえ遮れば良いのですが、風が無ければお手上げ。
元々湿度が高いので危険です。
美しいシルエットを水面に写す雲。
視線を左に移すと、また違う景色が。
雲の切れ間から朝日が顔を出しました。
自然が作る面白い造形。
太陽が紐にぶら下がって浮いている様です。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。夏休みも残り半分。心も体も元気に過ごせます様に。