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還暦起業「営業のテクニック④」フォーム営業の可能性

コロナ禍によって「インサイドセールス」が見直されました。電話、メールなど、社内に居ながら営業活動をするという手法です。そのひとつに「フォーム営業」があります。これは公式サイトの問い合わせフォームに営業コメントを書き込んで送るというものです。中には、「営業提案」という項目を作って積極的に受け付けている会社もありますが、果たしてきちんと見てくれているのかは不明です。
問合せフォーム経由の営業も一定の反応がありますが、これを全社がやり始めると、当然何かしらの「対策」が講じられますから、ラクなインサイドセールスとして濫用するのはかえって自分の首を絞めることになるかもしれません。

フォーム営業は、フォーム送信した内容しだいで自動的に「ゴミ箱」行きになっているかもしれませんが、そうであれば、「ゴミ箱」行きにならないような内容を考えてアプローチするなどの工夫をしてみる価値はありそうです。中には作業の自動化を果たし、大量のフォーム営業を行うサービスを行っている会社もあるようですが、「営業」の根幹を考えてみれば「丁寧なアプローチ」こそが歓迎されるべきでしょう。

実際にやってみると分かりますが、何かしらの反応があるのは1000件以上または数100件に1件程度です。その反応があったフォーム問合せ内容の傾向をつかむことで、2件目の反応が得られるようになるでしょう。
フォーム営業の難点は、こちらの言いたいことを言うしかないという点にあります。相手が抱えている課題などは反応がない限り分からないのです。それを考慮すれば、何か売り込みをするというよりも、メールのやり取りを始めるきっかけづくりに徹するべきであり、関係性構築の第一歩とするのが賢いと思います。

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