還暦起業「営業のテクニック⑤」セミナー営業…その成否を決めるのは「テーマ」
商材にもよりますが、「セミナー営業」はオススメです。セミナーに来るという時点で相当に「興味がある」からです。コロナ禍で下火になりましたが、コロナ対策が浸透した今こそ「セミナー営業」を仕組み化して行うことで一定の成果が得られると思います。人前で話すことが苦手な人にとってはハードルが高いかもしれませんが、しゃべりのテクニックは二の次で、「集まってもらう」ところに価値があります。オンラインセミナーをやりたくなるところですが、そこを頑張ってリアルなセミナー開催にすることが成功への道と考えて行動した人が「成約」を得られると思います。
セミナーもZOOMで…と行きたいところですが、実際にZOOMセミナーに参加して契約したことがどのくらいあるでしょうか? 自分自身がZOOMセミナーで契約したことがどのくらいあるかを考えて、ZOOMかリアルかを考えてみると良いでしょう。
重要なのはセミナーの「テーマ」で、オンラインにはない付加価値を付けられれば足を運んでくれる可能性が高まりますので、その部分を独創的に考えてみてはいかがでしょうか?
セミナーに来る、ということはそれだけで「何かしらのサービスを利用しても良いと考えている」ことの証であり、何かの解決策を探しているからこその行動に他なりません。その前提で考えると、売り込む必要はなく、「テーマ」を絞って開催し、参加者が抱えている課題に対して傾聴することが成約に結び付く可能性があります。
例えば「防災」をテーマにしたセミナーを開催した時、そこに来る経営者は、災害発生時の社員の安全や事業の継続性に対して課題を感じていることが多いと考えられます。そこで防災グッズを売るのではなく、社内体制の強化や帰宅困難にならないように内規を整備するといった「災害対策コンサルティング」や「BCP対策」へとつなげることが重要です。セミナーの「テーマ」に即した開催タイミングや開催場所の選び方などを工夫し、一貫したビジョンでセミナー参加を促すことで、来場者数も満足のいく数字になるでしょう。
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