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28日目「種同定ってホントに難しい」

 今日は24日目でお邪魔した山寺へ、夫婦でクロスバイクに乗って行ってきた。今日はそこで散策する予定だったが、数kmに及ぶ長い登坂に体力がもたず、着いたときにはまともに歩くことさえ出来ない有様だった。次はもう少し体力をつけてから臨もうと思う。

 今日は、復路で出会った植物たちをご紹介しようと思う。記事を書くにあたり、家で写真を頼りに種の特定(種同(しゅどうてい)という)を行ったのだが、今日はそれが特に難しいと感じた。今日はそのあたりについてもお話しさせて頂きたいと思う。

紫の美しいツルフジバカマ

 最初に紹介するのは、ツルフジバカマと思われるマメ科の植物である。

ツルフジバカマと思われるマメ科植物(線路脇にて撮影

 紫色の美しい花である。房は7cmほどの長さがあり、遠目にもよく目立っていた。じっくり観察したかったが、体力が限界だったのが残念だ。自宅からほど近い場所に咲いていたため、また近いうちに訪れようと思う。

 これは余談だが、紫というのは実に写真に残しにくい色だと感じている。同じ花なのに、光の加減ひとつで赤っぽく見えたり青っぽく見えたりする。その色の差が大きいのだ。出先でスマートフォンを使って種を特定する際、これは非常にやりにくい。今後、パッと見の色や形に頼らず種同定する手法を、独学で学ぶ必要があるだろう。

参考
https://matsue-hana.com/hana/turuhujibakama.html

(松江の花図鑑)

スギでもヒノキでもない、サワラの木

 次は、サワラ(ヒバ)の木である。

サワラ(またはヒバともいう。市内某所にて撮影。)

 昨日の記事から、針葉樹にも興味を持ち始めたところである。早速、この大きな木の樹種を確認してみた。最初はヒノキかと思ったのだが、葉などの細かい部分に違いがあった。

 そういう目で見てみると、この近辺は公園樹から生垣に至るまでサワラだらけだった。スギには花粉症のイメージが付き物なので、街中で植樹されることは少ないのかもしれない。

 大きな針葉樹は全部スギかマツというイメージしかなかったのだが、これを機に改めねばなるまい。

参考
https://www.uekipedia.jp/%E5%B8%B8%E7%B7%91%E9%87%9D%E8%91%89%E6%A8%B9/%E3%82%B5%E3%83%AF%E3%83%A9/?mobile=1

(植木ペディア)

ミントそっくり! しかし正体がわからない花

 最後にご紹介するのは、この植物である。

シソ科の雑草(種不明)

 タイトルの通りだ。「ミントそっくりだが、正体がわからない」。ぱっと見はレモンバームにも似ている。ためしに葉や茎を嗅いでみたが、ハッカやレモンのにおいはしなかった。

 ミントとレモンバームはいずれもシソ科であるから、この植物もきっとそうなのだろう。そこまでは推測できる。しかし、その先がどうしてもわからないのだ。花の色からも特定はできない。白い花を咲かせるシソ科植物などごまんとあるからだ。

 この植物の種同定も、今後の課題となるだろう。

今日の反省

 種の同定を正確に行うためには、やはり花や葉などを少しだけ摘んで持ち帰り、自宅でじっくりと観察する必要があると感じた。公園や神社仏閣の敷地内に生えている植物は難しいかもしれないが、線路脇や道端に生えているものについては、今後積極的に採集活動を行うつもりである。

 そして、これを機に新しい図鑑の導入を検討している。今の図鑑は、花の色や形、咲く季節などがわかれば、そこから検索できるようになっている。しかし、種を同定するための細かい情報(葉の裏側、茎のようす、花穂の長さなど)が圧倒的に足りないと感じている。インターネットは確かに頼りになるが、誰も見向きもしないような小さな草花が相手だと、ろくな情報が入手できないことも多い。

 Amazonレビューを参照するのも一考だが、まずは本屋や図書館で図鑑の実物を眺めてみるのが適切かと思う。買うにしても安くはないので、慎重を期すつもりである。

 真面目な話ばかりで少し疲れたので、口直しに美しい花の写真を載せて終わりにする。

ヒルガオ(線路脇にて撮影)

 いつ見ても君は素晴らしいね。このピンク色の艶めかしいこと。美しさを賛美するのに理屈は要らない。

 さて、今日の活動はこれにて仕舞いだ。明日はどこに行こうかな。