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ヤフー/スポーツナビを辞めてグッドパッチに行きます

こんにちは。加納といいます。

3月19日(木)でヤフー株式会社ならびに出向中のスポーツナビ株式会社を退社しました。そしていまは株式会社グッドパッチで働いています。そこで、いわゆる退職エントリーってやつを書いてみます。

目的としては以下2つ。

・自分の判断を振り返ることで今後の判断軸を養う
・同世代の転職に悩む人のヒントになればと。。

まず簡単に自己紹介させてください。

2017新卒でデザイナーとしてヤフーに入社、最初の配属と同時にワイズ・スポーツ株式会社(現スポーツナビ株式会社)に出向させてもらいました。
そして、2019年4月からはリーダーとしてチームマネジメントも経験させていただいていました。

そんな加納がなぜヤフー/スポーツナビを辞めることにしたかというと、大きく理由は3つあります。

・ビジョン/ミッション(以下V/M)に向かって走ってみたくなったから
・「ユーザ体験とビジネスの両立」という課題に向き合いたくなったから
・「想い」を具体化することに楽しさを見出したから

V/Mに向かって走ってみたくなった

加納のモチベーションが高い時、それは、仕事の目的を理解してその目的に共感しながら働いている時でした。

入社して間もない時は、バナーを作る仕事であったら綺麗なバナーを作ることを目的に作っていました。

そこから様々な案件に携わらせてもらって、バナーを作る目的は例えば、クリックしてもらうため→アプリストアページに飛んでもらうため→アプリをDLしてもらうため→アプリDAUを増やすため→アプリでできる体験を提供するため、ユーザ1人あたりの生涯の売上をふやすため、といったように目的の階層を登って考えられるようになっていきました。

そして、目的の階層の最上位はV/Mだと思っています。そのため、V/Mに圧倒的に共感できる環境で仕事したいと思うようになりました。

もう一点、V/Mと仕事の関係性を社員にまで落とし込んだときに2つのパターンがあると思っています。

1. 仕事する目的はV/Mの達成
2. 仕事する目的は社員それぞれ

1. 仕事する目的はV/Mの達成
社員にとって仕事をする目的がV/Mを達成すること。あらゆる仕事がV/Mからブレイクダウンされている。

2. 仕事する目的は社員それぞれ
社員によって仕事の目的が異なる。スキルアップをすることだったり、プログラムを書くことだったりする。仕事の目的がばらばらだったとしても成果がV/Mに紐付く仕組みができている。

ヤフーは「2. 仕事の目的は社員それぞれ」だと思っています。社員によって仕事をする理由は異なりますがV/Mに向かうような仕組みができています。

加納はV/Mに向かって働くことのモチベーションが高いため、社員全員でV/Mに向かう環境に身を移してみたくなりました。

「ユーザ体験とビジネスの両立」と言う課題に向き合いたくなった

大学時代はユーザ中心設計を学びました。ビジネスは学びませんでした。

ヤフー/スポーツナビに新卒で入社した僕にとっては「お金を稼ぐ必要がある」ことが大きな発見でした。それは、社員に給料を払うためであったり、事業を拡大してユーザ体験をよりよくするためであったりするためです。この学びはヤフーに入って本当によかったと思えることの一つです。

ただ、だんだん「ビジネス」と「ユーザ体験」が天秤の皿に乗っているような感覚になりました。どちらかを重視したらどちらかが軽視されるような関係性が見えてモヤモヤしました。

極端な例を挙げると、人が集まるページのファーストビューに広告を貼れば月間○億円稼げるのにデザイナーはNOと答えます。ユーザ体験が悪くなると考えるからです。

なので、ユーザ体験を保つ/向上させつつ月間○億円稼ぐことを模索していきたいと思うようになりました。

話が逸れますが、バレー漫画「ハイキュー!!」の鵜飼コーチはこんなことを言っていました。

例えばピンチの時強いサーブで攻めるのかミスを避けて入れていくのか一見どちらかを選ばなきゃいけにみたいに見える
でもそうじゃなくて正解は「強いサーブを外さない」だ

バレーでいうサーブみたいに、「ビジネス」と「ユーザ体験」は両方良くすることが正解です。

ユーザ体験が良くなればビジネスも成功するという関係性を確立したいと思っています。

ここで挙げた課題感を考え続け、ユーザ体験とビジネスの両立に挑戦する環境に身を移してみたくなりました。

「想い」を具体化することが楽しい

スポーツナビでは、大きなスポーツイベントがある際には特集ページを作ります。僕もいくつかの特集ページ作成に携わらせてもらいました。

入社2年目には箱根駅伝特集(クローズ済み)を担当しました。特集ページのコンテンツを考えていく中で、特集チームの編集さんが「箱根駅伝を現地で見てもらいたい」という想いを話していました。

この想いに共感して、具体化しました。特集ページにヤフーマップを埋め込みおすすめ観戦スポットをマッピングし、ヤフー乗換案内へ誘導しました。

これらの経験を通して、想いを具体化するということにやりがいと楽しさを感じました。

もっと多くの「想い」に触れ合って、具体化していく環境に身を移してみたくなりました。

なんでグッドパッチに行くか

次に、なんでグッドパッチに行くことにしたかです。

ここまでで書いてきたように、僕にとって以下の要素は重要でした。

・V/Mに向かって全員が走っていること
・「ユーザ体験とビジネスの両立」という課題に向き合えること
・頻度高く想いを具体化していくこと

グッドパッチに照らし合わせてみます。

・V/Mに向かって全員が走っていること
グッドパッチは「デザインの力を証明する」というミッションを掲げています。
面談や面接、イベントを通してグッドパッチの社員さんと話していく中で、役職者だけでなく全員がミッションに基づいて物事を判断していると感じました。

・「ユーザ体験とビジネスの両立」という課題に向き合えること
グッドパッチは、バリューの一つに「良いデザインを良いビジネスにする」を掲げています。
まさに僕が課題に感じていたことに挑戦している会社なのだと思いました。

・頻度高く想いを具体化していくこと
グッドパッチは、受注するスタンスではなく、クライアントの根っこにある課題から向き合い共創するスタンスです。
クライアントさんの想いを具体化していく仕事ができると思いました。

最後に

ヤフー/スポーツナビのおかげで、僕はやりたいことや成し遂げたい事を見つけられました。色々な経験をさせてくれた会社や仲間達には感謝しかありません。

ありがとうございました。お世話になりました!

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