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Q.合奏/合唱練習行っても、全曲1〜2回通して終わっちゃってうまくなった気がしません

合唱とか、オケ曲とか、社会人課外活動でやるものって意外と全然「簡単な」ものを選ぶ発想が無いですよね。

実力から引き算して適切な作品を選びましょうとかいうのはつまんないから、やりたいものを選ぼう!あとは舞台に乗っている人数が多いから、この楽器が出てくる曲を選ばざるをえないから、というような理由で、結果的に大規模作品を選び、ここまでは頑張れるよね!頑張ろう!という勢いと勢いと意地で決めたものの、あとは個人の頑張りに頼るという感じになり、初期の練習日は音を出さずに乗り切ってしまうという方も多いのでは無いでしょうか(えっ身に覚えがありすぎて辛いですが何か)。

※主にオーケストラ、ブラスバンド、合唱、室内楽、重唱アンサンブルなどを楽しまれており、もっと上達するための方法がないかお探しの方に向けて書いております。

曲が決まって、譜面が配られ、さて集まろうとなった初日から、まだ定期演奏会まで半年以上あるけど、怖いからとりあえず通しておこうという練習、あるあるではないでしょうか。おこらないから手を挙げてください。はい、そんで大規模作品だと1楽章から4楽章、ないしは1部から3部まで1回通して1時間ギリギリ納まるかどうか、ですよね?だいたい長いですからね。長いから全部自主練できてなかったりとかしてね。いや、無理ですよ。月〜金でフルタイムで働いてれば、そりゃ無理で当然です。

で、せめて土日や平日の練習だけでも行こう、そこでさらおう、譜面を見ようと思っても、音を拾っている余裕が、ない・・・何故なら通し練習だったりするからです。あなたが出来なかった部分を二度とやり直してくれない。そりゃうまくなるはず無いですよね。あっ、初見で完璧に出来て、周りとの調整もできる方はそのまま生きていってください。羨ましい限りです。でもそうじゃない人はどうすればいいのでしょうか。

ひとつ、可能性があるとしたら、練習の仕方を変えることです。

自分で時間を割いた練習でしかスキルアップできない箇所はもちろん、あるはずです。楽器でいえば指が回らないとか。歌でいえば音が取れてないとか。でも、音は一応練習してきたけど、合わせるとどーもね・・・それっぽくないね・・・バラバラだね・・・という場合、個人の実力にその原因を究明するのではなくて、練習方法を変えるだけで一気に「それっぽく」つまり「曲らしく」なる可能性を秘めているんです。

全く弾けずにアマチュアオケにいた「参加側」の経験と、約10年のアマチュア合唱団への「指導側」の経験、そしてフルタイム正規雇用会社員で働いていたことから、音楽家としてではなく「フツーの社会人」としての時間感覚を合わせて、このnoteではアンサンブルクオリティを「一気に」アップさせるハック記事を書いていこうと思います。

全てのアンサンブルスキーな「社会人課外活動家」の皆さんの、クオリティ・オブ・アンサンブルに貢献出来れば嬉しい限りです。

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