NovelJam参加あれこれ。その2。
一昨日、NovelJamの参加メンバー全員でマンションを一棟を買って、そこを創作の拠点にしよう!みたいなことになって、取りまとめ役の鷹野凌さんの説明をみんなで一斉に受ける……という夢を見ました。どんだけ楽しかったんですかね、私。というわけで、つづき。
NovelJamでは、実際創作始める前にも色々あったのですが、その辺は省略。全体の流れなどはこちら、著者としての参加者である結城紫雄さんの記事が面白くてわかりやすかったです。
小説版ハッカソン「NovelJam」参戦レポート! これぞ文学の異種格闘技戦
まずは、ネタ出しからスタート。
「NovelJamの趣旨としては「ジャムセッション(即興演奏)のように事前にあまり本格的な準備をせず」というのが前提です。というのは、著者1人ですべてをやるわけではなく、ペアを組む編集者と一緒に作品を作ることになるからです。」
という趣旨に沿うべく、ほとんど丸腰で参加。(正直、本業の〆切が近くて何もできないまま当日を迎えるという…)テーマが「破」ということで「殻を破る」「約束を破る」「ルールを破る」どれかかなあ、とだけ薄ぼんやり頭の中で考えてた。そこから思いついたネタを5つくらい、編集者小沢さんに見てもらう。この時点で13:30。
・編集者に恋する話(小説家?漫画家?イラストレーター?)
・約束を守ってくれない彼氏と出かける話
・子供の頃の約束を守れない話
・心変わりの話
・別れ際の恋人同士の話
「本当に君は頭の中、恋愛ばっかだねーいやーすごいな」などと言われつつ、真剣に小沢さんといろいろやりとり。(ほんとざっくりですみません。)
「編集者と漫画家の話」になる。
ここからは、お話作り。コーヒー飲みつつ、好きな音楽聴きながら、妄想に次ぐ妄想。最近のお気に入りは「Mrs. GREEN APPLE」「雨のパレード」とかかなあ。アジカン、サカナクションは鉄板。思いついたシーンをざざーっと書き出して、あらすじは割とすぐできる。そこからさらに8項目くらいにわけてシンプルに整理するように、と小沢さんに言われて直す。
16:00のチェックポイントは余裕。
この時点でちょっと気になることが。私はノートパソコンを持ってなかったので、普段の仕事でも使えるようにwacomさんのMobileStudio pro(PC内蔵型液タブ)を思い切って買ったのですが、これWindowsなんですね。普段仕事で使っているのはMac。そんなに変わらないかなー、学生時代はWindowsユーザーだったしー、なんて甘く見てたのですが、意外といちいち創作にどうでもいい作業で「?」と手が止まる……。ついいつものMac感覚でかな変換しようとすると、Windowsのなんとか画面がびょーんっと出てきたり、ファイルのやり取りにつまったりを繰り返してるうちに、集中力をそがれてどんどん時間が経っていく。
弘法筆を選ばずとか言いますが、全然弘法じゃなくて筆選びまくりの私はけっこうきつかったです。
最終的に、1日目の最後のチェックポイントの時点で初稿ができてない状態。
「小沢かなさんだけ、未提出です」
と、スタッフの方に囁かれて怯える21:00。とりあえず、これ初稿?プロット?とも言えないしっちゃかめっちゃかな状態で提出。
「だけ?私だけなの…?みなさんほんと優秀だね……だめだ私…どうしていつもおちこぼれちゃうんだろ……はあああ」
と、どかーんと落ち込む私に、同じチームのもう一人の著者菊池さん(もともと知人)は
「かなさんは本当にいつも、そんなかんじなんですね……」
言葉を濁してましたけど、たぶん、マイナス思考半端ないってことが言いたかったんだと思います。
小沢さんは焦せらせるでも、がっかりするでもなく、ひとこと。
「小沢かなは、ネガティブをバネに進んでいくタイプだから、大丈夫」
「そうかあー、師匠がそう言うならだいじょうぶかー」
ネガティブ思考だけど、単純脳なのであった。
完成予定は明日のお昼12:00。
つづく。
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