日本の伝統STEAM教育ワークショップ「スーパーボールすくいで大実験」 in オーストラリア

 こんにちは!滋賀大学教育学部加納研究室です。

 2023年8月12日〜8月20日、オーストラリアにて小学生を対象とした※STEAM教育ワークショップ「スーパーボールすくいで大実験」を行いました。なんと海外進出するとは!・・・
オーストラリアはGunghalin Library, Tuggeranong Library, Kippax  Library, Belconnen Library, Questaconの5箇所で計10回実施しました。

※日本における「STEAM 教育」とはSTEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics;科学、技術、工学、数学)に加え、芸術、文化、生活、経済、法律、政治、倫理等を含めた広い意味を持つ A(Art/Liberal Arts;芸術/リベラルアーツ)を含めた教育とされています。(文部科学省)

「スーパーボールすくいで大実験」って?

 皆さんは夏祭りの定番の出店であるスーパーボールすくいをしたことはありますか?ポイが破れやすくってなかなかすくえなかったという人も多いのではないでしょうか。
 ところが!1000年以上前から存在する、日本のとある防水技術を使えば、たくさんのスーパーボールをすくえる"最強のポイ"を作ることができるんです!

 このワークショップではこの技術を使って最強のポイを作ることに成功したメイ博士というキャラクターが登場します。この技術は今ではすっかりプラスチックに取って代わられましたが、プラスチックが問題視されている今、メイ博士はこの技術を復活させようとしています。

 最強のポイを作れる技術は昔何に使われていたのか、現代にどう活かせるのかをみんなで考えていくワークショップです。

 学校で学ぶ理科の内容は西洋から入ってきた科学が多いですが、
日本に昔からある科学技術に触れることで子どもたちが科学に興味を持ってもらえるきっかけになればいいなという思いも込めて、今回のワークショップを作成しました。そして今年の日本での実施に先行して、オーストラリアで実施してきました!


オーストラリアの子どもたちの反応は?

 当日は大きなプールを5~8人の子どもたちで囲み、スーパーボールすくいをしながら日本の伝統的な科学技術を体験しました。

 オーストラリアの子にとっては初めてやるスーパーボールすくい。ワークショップが始まる前からプールの中のボールを触って「恐竜のボールだ!」「アヒルさんが浮いてる!」と言い、ワクワクしている様子が見られました。

 いざワークショップが始まると、多くの子どもたちが夢中になってスーバーボールをすくって楽しんでいました。途中で行うクイズや発明のアイデアを出すアクティビティでは、子どもたちの自由な発想が見られました。

 子どもたちに意見をインタビューする場面では、「自分の意見を聞いて聞いて!」と言わんばかりに思い思いの考えを発表していた様子が印象的でした。

 多くの人が親子・兄弟で参加できたことを喜んでいる様子でした。オーストラリアの方々は環境への問題意識が高く、子どもたちだけでなく保護者もワークショップの内容に興味を持って参加してくれていました!私たち自身も楽しいワークショップツアーとなりました。

〜まとめ〜


 今回は、「スーパーボールすくいで大実験」in オーストラリアでの実施の様子をお伝えしました。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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