【物語の現場019】塩山から見た「吉之助の富士」（写真）

「狩野岑信」の第三章で、主人公・狩野吉之助が自分の身の上を語ります。そして、吉之助が立ち直るきっかけとなった塩山付近から見た富士山のイメージがこれ。

　ＪＲ塩山駅から路線バスで恵林寺へ。その前に500mほど北にある甲斐源氏ゆかりの放光寺にも寄りました。その際、笛吹川沿いを走る国道140号（雁坂みち）上から見た景色（山梨県甲州市、2022.4.22撮影）。

　甲府盆地から見る富士は、上半身だけな感じで、かえって景色として完成された印象です。

　物語をぼんやり構想している段階で、甲府とその周辺を訪ねました。現地を見たことで、ストーリー展開も人物設定も、かなり変えています。
　物語の中盤では、再度、甲府周辺が舞台となるので、可能な限り写真で紹介できればと思います。

「物語の現場」は、「狩野岑信」編に入ります。今回は、小説自体、前作よりかなり長くなるので、こちらの投稿も増える予定。最後までお付き合いいただければ幸いです。