見出し画像

【物語の現場001】栄が駆け抜けた両国橋(写真)

「融女寛好」の第三章で、主人公の栄(後の融女寛好)が、思わず駆け出してしまった両国橋。物語の約150年前、明暦の大火の後に架けられました。江戸のランドマークのひとつ。

 浮世絵などでは、舟遊びや花火など、夏の納涼風景がよく描かれましたが、物語の季節は冬。隅田の川面から冷たい川風が吹き上げていました。最近の写真に、お栄さんが進む方向、本所側から浜町側を見通すアングルで撮ったものがなく、古いファイルから探し出しました(東京都墨田区・中央区、2015.5.24撮影)。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?