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『蜘蛛ですが、なにか』

蜘蛛だからと敬遠するのは勿体ない!
先読みが出来ない面白さのある冒険ファンタジー

評価 

総合評価   80点

冒険・バトル ★★★★★
恋愛     ★
政治・経済  ★★
シリアス   ★
軽快度    ★★★★
キャラクター ★★★★★

▶コメント
基本的にダンジョンや戦争などのバトル中心。
破天荒なキャラが軽快に進む蜘蛛パートと正統派勇者や王子様が進めるパートとで雰囲気が違う。重苦しい雰囲気は少なく軽快に読める。

恋愛は無くはないが噂話を聞いてる程度で出番なし。

キャラクターは面白いキャラが多いが基本的に蜘蛛サイドに集まりがち。

非常に面白いシリーズ。

あらすじ

高校で古文の授業を受けていたら、激痛に襲われた。気がつくと蜘蛛になっていた!

弱い蜘蛛が毒ガエルや猿のモンスターが出る迷宮に転生した。そこから生き抜く為に続く冒険の物語

特徴

蜘蛛に転生したところから、転スラの蜘蛛版かと思ったら違ってました。

掴みどころがむずかしくて先の展開が読みにくい。「あーそうなるの?!」って驚きがあるのが良かったです。

色んな人目線に切り替わるタイプのライトノベルです。主人公の蜘蛛さんが活躍する部分がハチャメチャで面白いですね。王子様や勇者様目線だとキャラクターが常識的でいい人過ぎて物足りなさがあります。

1~4巻は蜘蛛視点と王子様視点が交互に語られます。

5巻~10巻は蜘蛛とその仲間たちの話。ここが1番面白かったですね。

11巻は丸々勇者様視点。かなり毛色の違う1冊ですね。

12巻は敵味方関係なく色んな人目線。蜘蛛さんの出番は余りありません。11巻程ではないけど毛色が違いますね。

13巻14巻で久しぶりの蜘蛛達の活躍です。

こんな感じに各巻で出てくるキャラクターにより盛り上がりに差があり評価が分かれる小説だというのは注意点かも。

巻によって評価に差があっても、蜘蛛が主人公でも読む価値がある面白さがあります。15巻でどうなるのか続刊が楽しみです。

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この本の次におすすめの3冊

①転生したらスライムだった件

  蜘蛛じゃなくてスライムだったって話です。バトルもありますが、村を発展させたりと政治や経済が強いですね。

②ログ・ホライズン

ゲームの世界に閉じ込められた話です。ステータスやレベル等ゲーム的な要素も盛りだくさんです。

③ 私、能力は平均値でって言ったよね!

前世での優等生が転生先では平凡な生活をしたくて「能力は平均値で」って言ったらどうなったのか読んでみてください。ドタバタと冒険する女の子達のお話です。

この記事を書いた-かの

名前:かの
好きなジャンル:ぶっ飛んでるキャラが活躍する話
苦手なジャンル:重い設定とダークなシーンが続く話
※ 重たい話は低評価になりがちです😅

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