オフィスにとっての環境建築とは

【オフィス】にとっての環境建築とは、
その環境アイテムが知的生産性向上に寄与すべきだと思う。

【学校】にとっての環境建築とは、
その環境アイテムが生徒にとって学習教材となるべきだと思う。

【ホテル】にとっての環境建築とは、
その環境アイテムが、宿泊者へのサービス向上に寄与すべきだと思う。


【庁舎】にとっての環境建築とは、
その環境アイテムが、市民への安心に寄与すべきだと思う。


環境建築を提案する際、
太陽光発電や風力発電、LED照明、Low-Eガラス、複層ガラス、井水利用、雨水利用、地中熱利用……などなど、お金の許す限り多くの環境アイテムを採用することが環境建築の価値になっているかのような提案を設計事務所はしてしまう。

本当にそれが環境建築だろうか。
お客さんが求めている事だろうか。


建物には役割がある。
オフィスであれば、提案する環境配慮がどのように知的生産性向上に寄与できるかをしっかりと説明できれば、お客さんもそこにお金を出すメリットを理解しやすいだろう。


環境建築を語る時、その建物の本来の役割を忘れてはいけないと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?