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看護師になりたくなった私が、看護師の働きかたを変えるために起業した理由

初めまして。すべての子どもをお預かりできる、看護師によるケアリングサービスを提供しています、株式会社Medi Blanca 代表の佳野(かの)です。   

私は今看護師10年目で、8年目まで病院で働いていました。
元々看護師になりたくなかったし、仕事に対する熱意も全くありませんでした。
本当に仕事が嫌でした。お金のため、生活するために働いていたと思います。

「看護師さんは、給料良いし、どこでも働けるし、安定しているから良いよね」

とよく言われます。確かにそうなんです。


看護師の資格があれば、経験の差で働ける場所の選択肢は変わりますが、仕事ができようができまいが、知識があろうがなかろうが、どこで働いても劇的に給料が変わるわけではありません。
仕事はいつでも、どこでもできるから〜というスタンスですし、働く環境が嫌だったら、辞めて、また新しい場所に就職します。


でも、仕事を辞めて他の病院にいってもやっぱりしっくりこない。
自分に合う職場がない。と思っている方も少なくありません。

環境が嫌だから、環境を変えたら変わると思っているかもしれませんが、
看護師業界は、どこで働いても環境は変わらないんです。


患者さんと医者の板挟みになりながら、ナースコールに出て、点滴やら体拭きなどの清潔ケアをする、人間関係は誰と誰が仲が悪い、お局さんの気分のムラに考慮しながら、通常業務をこなす。

また通常業務以外に、勉強会の資料作りや委員会、新人教育など患者さんだけでなく病院組織のためにも働いているのに、手当はなし。
残業が出るところは、少ないようです。

確かにやりがいはあるけど、日々の仕事でこれをやったら達成!のようなこともなければ、誰かに認められて給料が上がっていくわけでもなく、
私は、患者さんからの「ありがとう」と言う言葉を聞くために仕事をしていました。
楽しいと思ったことは、ほぼないです。

私はずっと「看護師になりたくなかったから、看護が嫌いなんだ」と思っていたのですが、
「看護師が嫌いなのではなく、看護師の働く環境が嫌なんだ」
と言うことに気付きました。

始めにも話しましたが、私初めから仕事に対して熱意があったわけではありません。
ただ看護師として働いて、看護師って絶対世の中に必要。だからこそ、
「このままじゃダメだ」と思ったんですよね。

「看護師の仕事だからしょうがないこと(患者さんのケア全般)」と、
「時代に合わせて変えていくべきこと(働く環境)」があると思います。
IT業界はこの10年で目まぐるしく変化しているのに、看護師業界は何も変わっていません。それとも変わることが嫌なのでしょうか?

せっかく看護師になりたいという夢を持ってなった人も、生活のために働いている人も、働く環境が辛すぎて、だれも働きたいと思えなくなってしまう。
だからこそ時代に合わせて看護師業界も、働く環境を変えていかなければならない、と思っています。

また「人のために働いているのに、誰にも認められず、私可哀想」と思っている人も多いですが、人生の主役は自分です。自分で決めるんです。
自分がどんな人生を送りたいのか。どんな生き方をしたいかを考え、自分の理想のライフスタイルを考慮しながら、看護師としての仕事の目標を持てる働き方ができる看護師が増えれば、人生も豊かになりますし、より質の高い看護・医療が提供していけるのではないか、と考えます。


新型コロナウイルスの感染拡大により、看護師の必要性が重要視されている中、医療の逼迫が影響し、身体と精神の疲弊により離職の促進、待遇の問題などが話題になっているので、私の会社のミッションの一つでもある、


”看護師の働く環境を変える”

今看護師の働きかたについて、世間の注目もあるため、これは変えられるチャンス!と思っています。
そして変えられるのは、国でも政治家でもなく、


”看護師である私たち”です。


「看護師になりたくなかった私が、看護師の働く環境を変えたいと思い、起業した理由」について、起業したいま、なにを考え、行動しているか。
看護師の新たな働きかたや考えかたについて、などnoteで書いていきたいと思います。

つづく...


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