8月27日(金)相場回顧


・米国相場の値動き要因
・イベント前の日本株の調整



今日も凪の米国相場
米国の相場はほぼ動きがありませんでした。昨日上昇した銀行やエネルギーセクターがパフォーマンス下位に位置しています。今日のイベント通過まではちょっとしたポジション調整に終始しそうですね。昨日イベント前の動きは大体同じだから覚えたほうがいいというお話をしましたが、具体的にはどういうことを覚えておくとよいか?という質問を頂きました。今後の株価を占うような大きなイベントのときは、数日前までに大体の投資家はポジションを取り終えることが多いです。もちろんその後突発的なイベントがあった場合は動きがでることもありますが、イベント1日前や2日前には目立った動きがあっても、翌日にはすぐその逆の動きがでたりと、長期のポジションというより短期の物色(なんか安いから買っとこうとかその逆とか)が出やすいことは覚えておくと、一喜一憂することなく適切な判断がしやすいと思います。

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今日もポジション調整の日経平均
今日の日経は海運の一人勝ちでした。あまり値動きはよくならないかなあと思いましたが、証券会社の業績予想の引き上げで大きく上昇したようです。ただ全体で下がる時には一気にマネーの逆回転がおこる可能性もあるので注意が必要かと思います。そして一方で下落セクターをみてみると相互や精密などディフェンシブ系のセクターの動きが冴えません。

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中身を見てみるとここもと指数全体で押し下げている中でパフォーマンスを保っていたのでポジションの調整が入ったと思われます。こちらもイベント前によくある動きですので背景を理解しておくといいと思います。

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今日の一言インプット
NT倍率
NT倍率とは、日経平均をTOPIXで割った時の値です。NT倍率が低いということは日経平均に対してTOPIXが割高になっているということですね。そしてこれをどういう風に使うのか?ということですが、日銀が買っているETFがTOPIXなので、NT倍率が下がると、日銀以外の参加者(外人)が減っているのかな?などと考えたり、日銀の買い入れが減っているのか?単純に需給なのか?と考えたりすることができます。売買手口を調べてもいいのですが、パッと全体感を把握するのに使うとよいと思います。


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