普通のサラリーマンが実体験した、パワポ作成副業のリアル
自己紹介
めんどくさがりやで、副業の知識や税の知識が皆無だった私が失敗しながら副業を続けているリアルをお伝えします。
「副業 はじめ方」で検索した結果と全然違うじゃねーか!!
と思った点が結構多かったので、後半部分にその叫びを書いています。
kannoと申しまして、本業では人材系の営業→推進→新規事業開発というキャリアを歩んできました。
副業では現在、コンサル型の営業資料制作サービスに加えて、パワポ作成の講師を行っています。
こんな考え方で資料を作っています
「売れる資料」を合言葉に、キレイにするだけではなく売上が増える資料を作ることができている点が好評いただいているポイントです。
パワポ副業を始められた3つの理由
昨年の2023年6月頃から本格的に副業を始めました。
そして更に1年前の2022年7月にパワポを学ぶキッカケがありました。
【理由①】シリョサクラボに入会してパワポを学び直した
パワポ芸人のトヨマネさんが運営するシリョサクラボに2022年7月に参加しました。
もともとパワポは好きで社内でも様々な資料を作っていたのですが、体系的に学ぶ機会がなかったので思い切って参加を決意しました。
正直最初は「コミュニティってなんか怪しかったり、変な意識高い人の集まりなのかな?」と半信半疑での参加でしたが、月額3,980円を払ってパワポを学ぼうとする人たちは大人かつ面白い人が多く、ふわふわドームみたいな心理的安全性の場所で思い切りパワポを学べています。
2023年4月からは「親方」というパワポを教わる側から、セミナーを実施する側として、コミュニティ運営にかかわるようになりました。
【理由②】本業で副業が解禁された
シンプルに副業解禁は1つのキッカケになりました。
しかし、最初の仕事を受けるにあたって課題がありました。
それは「本業の社名を使っての副業はNG」という決まりです。
正直なところ、「副業がしたい!」という強い気持ちがあったわけではなく「何か学びになる副業ができたらいいなー」という、「痩せたいなー」レベルの副業願望だったので、特になんのアクションをするでもなく痩せることもありませんでした。
【理由③】知人に「最近パワポ習ってるんだー」とネタにした
なかなか習い事で「パワポ」という項目は珍しいので、色んな場所で「パワポ習ってる」という話をネタにしていました。
すると、そのうちの1名から「独立するから営業資料作ってー」という依頼をいただきました。
他にも最終的には受注に至らなかったものの、いくつかご紹介や商談依頼をいただくことが増えました。
資料作成の副業を始める人の多くが使っているクラウドワークス等のサービスは使いませんでした。理由は3点。
めんどくさかった
競合が多くて安いので疲弊しそうだった
売れる資料を作りたいので、事前・事後の打ち合わせをしっかりしたかった
パワポ副業を始めて分かったこと
パワポ副業のメリット
❶生のビジネス経験が飛躍的に増え、本業でもよい成果に繋がった
新卒から14年間、大手企業的な社風の中で営業・企画・推進を行ってきて視野が若干狭くなっていたところ、ゴリゴリのベンチャー企業の営業にかかわることで飛躍的に知見が増えました。
その結果、本業の新ビジネス起案コンペで優勝することができ、事業立ち上げを専任で行えるようになりました。
❷焼肉きんぐで「きんぐコース」を悩まず頼めるようになった
58品コース(2,780円)ではなく、きんぐコース(3,180円)をノータイムで選べるようになりました。
本業で稼いでいるお金に加えて副業収入となるので、実際的な金額というよりは心の余裕が増えました。
パワポ副業のデメリット
❶確定申告を含めた手続きが面倒&不安だった
実質の作業時間というよりは、色々調べたり「本当にこれでいいのか、、、?」と思い悩む時間がデメリットでした。
後述しますが、開業届を「あとでいっか!」と後回しにした結果、節税効果の高い青色申告ではなく白色申告になったり失敗もありました。
❷財布のひもが緩くなった
今までは「節約節約」と思っていたものを「パワポ作ればいっか!」とポーンと買ってしまうようになりました(カメラやキャンプ用品など)。
副業初年度の失敗
一番大きな失敗は開業届が遅くなり白色申告になってしまったことです。
青色申告は65万円まで控除ができるのに対して、白色申告は10万円までしか控除ができません。
細かいことはよくわからないのですが、最終的に10万円くらいの差が出てくるとのこと、、、めちゃくちゃ損した気分です。
参考:実際の納税額はどう違う?白色申告・青色10万円・55万円・65万円控除を比較 (biz-owner.net)
副業初年度での成功
弥生会計を使った確定申告がめちゃくちゃわかりやすかったです。
去年も確定申告をやっていたのですが、白色申告であれば弥生会計は無料なのでおすすめです。
青色申告は複式簿記という形式で帳簿をつける必要があるそうなので、諸先輩方曰くなにかしらのソフトへの投資は必須とのこと。
パワポ副業を始めるのに必要なもの
私が実際に始めてみた結果、本当に必要なものと不要なものを整理しました。巷の「副業 始め方」の検索結果と実態は真逆だったと感じています。
【Tier1_必須級】
家族の理解
→同居している人がいるならこれが一番重要です。私は妻から「ゴロゴロケータイ見てる時間を副業にあてたらいんじゃね?」と理解のあるお言葉をいただきました。PC
→Macしか持っていなかったのでノートPC(hp15s)を10万円くらいで買いました。パワポは買い切りのものにしました(ちょっと節約した)。もうちょっとスペックは上げた方がよかったかなと思っていますが、大きな不満はなし。モニタ
→調べものしながらの作成が多くなるので、作業効率UPのために必須。Amazonのセールでbenqの27インチモニタ(GW2780)を1.3万円で購入。見積書・請求書・納品書のフォーマット
→ネットで「見積もり Excel フォーマット」で検索して良さげなものをDLして活用税関係のインプット
→いろいろ読んだ結果、この方のツイートが一番わかりやすかったです。https://x.com/hatake_tax/status/1760046668743839925?s=20会計ソフト+開業届提出
→めんどくさがって後回しにしていましたが、先になにかしらのソフト(私は弥生会計)を使うべきでした。開業届も行くのが面倒で結局大損したのですが、WEBで提出できました、、、これは必須です。
【Tier2_あればいいけどなくてもなんとかなる】
企画書・価格表
→見積もりだけでなんとかなりました。ただ、受注を増やそうと思うとなにかしら配れるものがあったほうが便利かも。SNS
→最近始めました。SNS活用が上手な方であればここから受注がたくさんとれると思うのですが、一般的なサラリーマンにはハードルが高いかも、、、普通に営業したほうが早かったです。
Xアカウントはこちら
【Tier3_なくていい】
具体的目標
→初年度から目標設定するのはかなり難しいので、いったん始めることにするのが良いかと思っています。2年目以降に目標設定を行うのが現実的クラウドソーシング・紹介サービス
→受注先を自分で見つけられるのであれば不要。競合が多く単価が低くなりがちなので、まずは知り合いに声をかけてみることをおすすめします。作業時間の確保
→副業前に「ここを作業時間にしよう!」と確保するのは不可能だと思っています。現代人は日々忙しいので。。。仕事が入ってはじめて「なんとか作業時間を確保するぞ!」となるので、まずは仕事を受けることから考えるのがよいと思います。
まとめ
大きな野心や高い意識なく副業をはじめた普通のサラリーマンのリアルな副業事情ですが、
「スキルになる学び」→「周りへの報告」→「知人からの受注」→「確定申告の苦労」
という流れは結構汎用的な副業の始め方になるのでは?と思っています。
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