大人の足守講座㏌金ヶ崎
2023年3月2日 岩手県金ヶ崎町で大人の足守講座を開催させていただきました。金ヶ崎町は岩手県南部に位置し農業と工業が盛んな町です。また、健幸の町(Smart Wellness City)としても有名で予防医学の観点で積極的な住民サービスが展開されています。
健幸という考え
日本は平均寿命が世界一の長寿国となっていますが間違いなく日本の医療のおかげです。ただ、一方でご飯のように薬をいただき毎日病院に行かないと落ち着かない高齢者もいますし、介護や要支援が必要な方は年々増えています。
ただこれからの日本は健康寿命をのばし生きがいを感じ暮らすことができるようになることが、本人にとっても家族にとっても国家にとっても必用なことだと思います。それが健幸です。
大人の足守講座とは
大人の足守講座では予防医学の観点から正しく靴を選び正しく履くことを説明しています。何故、50代になったら靴のサイズが大きくなったのか、何故、治療しても同じ場所に何度も胼胝ができるのか、何故、外反母趾が大きくなったのか、それには理由があります。
2019年に発刊された「究極の歩き方」アシックススポーツ工学研究所では、人間は「足型」と「歩き方」が50歳で一変するとされています。長く健康的に歩くには足元の変化を把握し予防的な靴の選び方や履き方を心がけていただく、また、正しく歩くコツと意識を持つ必要があります。
健康的な正しい靴の履き方
靴の踵には固い芯材が入っていますが、役割を考えたことがありますか、踵を安定させ踵骨から脛骨のラインを整えます。このラインが整わないとアーチが機能せず代償歩行をして、筋や関節に負担をかけることになります。
履く時は踵をトントンです。
外反母趾の方は母趾が擦れて痛いからとユルユルした柔らかい靴を履こうとしていますが、血行障害、糖尿病、リュウマチなどの問題がなければ確りしている素材の靴(革)で中足部(サポーターしている部分)を靴紐で適度に締める必要があります。
痛がっていた方でも
靴紐を締めただけで“痛くない”
と歩ける方もいます。
皆様はつま先トントンで靴を履いていませんか、正しく履けていないとその靴の良さを100%引き出していないことになります。