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ゴム長靴を歩きやすくする方法

全国的に今年は厳冬、雪害にあわれている方々には心からお見舞い申し上げます。そこで例年よりもゴム長靴の需要が増えていますがゴム長靴に慣れていないと歩き難いと感じる方も多いと思います。

今回はゴム長靴を快適に履くテクニックをお伝えします。

ゴム長靴は緩く設計されている

因みに長靴は、ちょうか、ながぐつ、と読みます。

・ちょうか 皮製のもので乗馬や防寒のために用いるもの
・ながぐつ 皮やゴムでできている防水用のもの。雨天や水作業や乗馬時な どに使用する

Wikipediaより

ゴム長靴の材料はゴムまたはPVC(ポリ塩化ビニルまたは塩ビ)、素材の特性を活かして完全な防水性が求められます。
※ここでは防水用の長靴をゴム長靴として説明します。

最近ではGORE-TEXのような透湿防水性の素材(水摘は遮断して水蒸気は通す)で外部からは防水、内部は蒸れないブーツもあります。一方、ゴム長靴は水滴も水蒸気も通さないので弱点は靴内部の蒸れです。人の足は一日でコップ1杯分(200㎖)の汗をかくといわれていますので快適性にかかわる問題です。

それを解決するために多くのゴム長靴はふいご機能(靴内部で空気が動き蒸れを排出させる)をもたせるために内部で足が少し動く程度の余裕をつけているのです。このことはあまり知られていませんが・・・私もかつて大先輩から教えていただきました。

鞴(ふいご)

Wikipediaより

例外としてはファッション性の高い海外ブランドのゴム長靴はよりタイトに設計されています。ただ、多くのゴム長靴は足と一体化しにくい構造なので歩きにくい一因となっています。

写真 ハンター(Hunter)

ハリウッドセレブゴシップ 最新海外芸能ニュースブログより

ゴム長靴は差高が小さい

踵から趾の曲がるまでの傾斜角を差高(さこう)といいます。ゴム長靴は足が前滑りすることを考慮してか他の靴に比べて差高が小さい印象です。

人の足首(距腿関節)の動きは上下で上より下に大きく曲がります。

つまり、フラットな靴より少しだけ差高(さこう)がある方が足首の可動域を広げます。

ゴム長靴を歩きやすくする方法

ゴム長靴を歩きやすくする方法はインソールなどで差高をプラスすることです。それもフラットなインソールではなくゴム長靴内部で程よく踵から土踏まずが持ち上がりふいご機能(蒸れを排出する)が阻害されない形状がベストです。

ゴム長靴と相性がいいインソールは三進興産のソルボヒールカップだと私は思います。使い方は購入したヒールカップをそのままゴム長靴の踵に寄せて入れるだけです。ゴム長靴にカップインインソールが入っている場合でも多くは上に載せて使えます。
※注意:履いているゴム長靴がタイトな場合は窮屈になる場合もあります。

ソルボヒールカップ 三進興産

ソルボヒールカップ
説明

最後になりますがゴム長靴を購入する場合は履いている靴に比べて大きいので、ご自身の足のサイズは確りと把握された上で購入するように気をつけましょう。

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