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新作創作日記「春を握りしめて」⑤

「あぁ…朝か」と思って目覚めた。なんかもう、目覚めたというほどの清々しさもなくて、ただ起きた。という感覚に近い朝だった。自分の目覚めっぷりと比較すると改めて「目覚める」という言葉は綺麗だなと思った。目というありふれた名詞に対して、覚醒の「覚」を音読みにして常用化するという力技。カッコいい…。

あっさり家を出る時間になり、バイトに行った。コロナのせいで売上は芳しくないが新人の人達でごった返していてレクチャーするのに忙しかった。その隙間に小説のことを考えるのは難しかった。こういう時、コンスタントに書けてないことに焦りを覚えると負け戦になる可能性があるので、書けていない。ということを「熟成」という認識にしておく。

昨日も似たようなことを書いていた。言い訳がましく、結局書けないやつの言い訳のように思われるかもしれない。が、僕は今までこのようにしてやってきた。きっと結果が証明してくれる。まぁ、こういうものいいよね。


小説を書きまくってます。応援してくれると嬉しいです。