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ストロングゼロ


僕はストロングゼロが大好き。最低一日一本は飲みたいが、いかんせん人工甘味料には依存性があるらしく、ほどほどにしようと心がかている。今日はそんなストロングゼロについての良さや注意点についてお伝えしたいと思う。

一言でいうと
 度数が高く、ガツンと酔えるのがいい!特に残業で疲れた水曜や木曜に飲むと明日の仕事がどうでもよくなってより一層美味しい!

良さ
安いうえに度数も高いがあまりアルコール臭くない。レモンやグレープフルーツといったフレーバーはやや人工的であるが、あまり違和感はない。炭酸がわりとしっかりしていて、ウィルキンソンには負けるが氷結よりは泡立ちがいい。

注意点
あっという間に気が大きくなってついつい飲み過ぎてしまう。コンビニに100%売っているので、飲み干すと引きこもりをもホイホイ外出させてしまう魔力を有する。ある土曜の夜に買い足しに出ると、コンビニの前に自分と同じようなヘロヘロの部屋着を着た青年?がいた。同じ目的だと0.2秒で理解した。

あらゆることがどうでもよくなる。                  「酒って最高」という気分になるのはいいことだが、ストロングゼロが生み出す酔いは、ビールや角ハイボールとは訳が違う。サントリーのテクノロジーによって巧妙に隠された高いアルコール度数は、飲んでから20分くらいして、脳の中枢へと進行する。この辺りでお酒に弱い人は、頭がガンガンするとまではいかないにしろ、お水飲まないとやばいモードになるだろう。
問題なのは、そこそこ強い人がストロングゼロに取りつかれた場合、酔っていることに気づかずに、水のようにストロングゼロを飲んでしまうことである。1000mlを超えた辺りから、頬は保冷剤を当てたように冷たくなり、喉の奥が詰まったような不快感を覚え、血の気が引き始める。要するに吐き気である。ロング缶を一人で二本、調子に乗って飲むと大抵このようになる。ビールやワインに強い人でも、ストロングゼロの遅効性のアルコールに対応できる人はそう多くないはずだ。


僕の経験上、ストロングゼロは500mlまでが単独で美味しく飲める限界だと思う。それ以降は絶対にチェイサーを挟まなければならない。しかし、飲んでいる最中は自分は無敵だ、暗い人生も最高だ、もうなんだっていい、俺は全てを受け入れると言いたくなるくらい、他の酒とはくらべものにならないくらい心地よく心のリミッターが解除されるので、どんどんどんどん飲みたくなってしまう。ドラッグに近い酒である。

リミッターが解除されつくした先に待ち受けるのは便器と向き合う自分である。そうならないためには一度そうなって、とことん後悔するしかないと思う。それくらい確かにストロングゼロは美味しい。失敗せずに成功することは不可能なのだ。だから、一度飲み過ぎてみて欲しい。


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