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執筆日記⑫ 限界の先

今日は本文を読み返す程度にとどまった。
投票に行く時間を小説に当てれればもう少し進んだかもしれないが、まぁそういう日もある。

今、28歳だけど、体のノリが20歳の時とは違うのを最近頻繁に感じる。
特に、骨格や筋肉の疲労感を具体的に感じるようになった。
気持ちの問題とかではなく、本当に体が「疲れていますよ」みたいなサインとして感じるのだ。

これを老化と捉えるか、自分の感覚が細かくなっただけと捉えるべきかどうかは分からないが、「無理はしない方がいい」というサインだと僕は認識している。
いつも自分の能力の限界を求めて、小説を書いているつもりなのに、
精神よりも先に、身体的な限界を感じるようになった。

では精神はどうか。と考えると、僕は20歳の時よりも、各段に豊かになっていると確信できる。
記憶力とか思考力とかではなく、なんというか、何かを感じた時に、わーっと全体的に包み込むような感じで、物事を俯瞰しながら肉薄できるようになった気がする。



小学生の頃から、頭の中で勝手に色々あることないことを想像して、悲しくなったり、楽しくなったりしている自分はおかしいのではないかと思っていたが、ようやくここへ来て、その能力は無限に伸ばしてもいいのだということに自分で気づいた。

走ったら膝が痛くなるし、顔は数年前よりも老けているけど、精神は明らかに、軽く、瑞々しくなったと思う。
これは意外だったが、嬉しいことでもあった。

「こうなりたいな」と思う己の意識は、肉体よりも強靭で、肉体程、限界らしい限界がないような気がする。


精神的な限界は自分が勝手に諦めた時に決定してしまうものな気がする。
限界など無いと信じて、思考する分には限界は本当にないと思う。
それは、どこまでも走れると思い込んでアスファルトの上を何時間も走るのとは全然違う行為だろう。

思考することを恐れてはいけない。
恐れている先に何かがあると思うと気になる。
深く長く思考をしよう。

小説を書きまくってます。応援してくれると嬉しいです。