穏やかを知らない
お酒を飲むとテンションが上がり多幸感が増す
もっと楽しくなりたいと欲がでる。
今の状態を不安に思う。
ブロンを飲む。多幸感、全能感がでて行動的になる。
もっとよくなりたいと欲がでる。
今の状態を不安に思う。
自分は朝起きても、恋人と出かけるにしても
ご飯を食べていてもその時々の様々な種類の欲に渇望している。
数年前にドラムを始めた。
ただ、いつまでも楽しめて自分で自分を満足させられるようになりたいのと、音楽が好きなこともあってドラムを選んだ。
もう一つは不足感からくるもので自分は何者でもないし特別でも天才でもないことを認めたくないことから生じる、能力の希求。それがドラムだった。
毎回スタジオ練習終わりに気分が落ち込む。
とくに練習動画を見て振り返るとき、現実と自己認識のずれを突きつけられる。
客観視すると自分はこんなに不安定な音を出していたのかとおもう。
練習中の頭の中では演奏に満足できなくて、
無闇矢鱈な練習を何度も何度も繰り返す。
自分は自分が見えていないので、レベルに合っていないことばかりしようとする。
焦っていて難しいことを段階をすっ飛ばしてやろうとする。
だからなのか、自分のドラミングは身体全体が硬いし音のバランスもわるい。
今もスティックを握っているのは自分はセンスがあると意地をはっているから。
最初のきっかけを思い出すと自らの演奏でトランス状態をつくれたり自分を認められるようになりたいからだった。
それで得たものは粘着性の不安、焦り、劣等感ばかり。
わたしは不安を払拭するために躍起になり無闇矢鱈に練習するといった悪循環にのまれていった。
根本的に思考が陳腐だ。
自ら不安を生産し、練習するの繰り返し。
不安と劣等感はどんなに練習しても解消できない。また不安がでてくる。
最初の動機と逆に作用してしまってる。
穏やかになりたい。もっともっと上手くなりたいがゴールがないからずっと暗闇でもがいている。
物事はシンプルで、音楽で気持ちよくなりたい楽しくなりたい、ただそれだけじゃダメなのか?
自分がわかってきたからには着々と自分の決めたゴールに進んでいる実感を少しずつ感じるようなサイクルを歩いていくよう設定する。
知識も経験もないので、まずは自分ができそうなバンドスコアをYoutubeでみつけそれに徹底する。
あれもこれもと寄り道しているとなにも上達しない。
今のゴールはまずなにか一曲を決めてそれだけを
流暢に演奏するだけ。
家ではBPM100で基礎を作る。
自分の手ぐせをやらない。
一点集中、ゆっくり丁寧に気持ちを込め演奏に励む。
謙虚さを忘れない。
課題曲はBTSの「dynamite」にしよう。
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