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■カップヌードル「まみれシリーズ」を4種類頂いて見ました。

1.カップヌードル 謎肉まみれ
2.カップヌードル シーフードヌードル イカまみれ
3.カップヌードル エビまみれ
4.カップヌードル カレー 謎肉まみれ

カップヌードルを語ると1971年まで遡ってしまってとりとめのない事になってしまうのであまり深堀りはしませんが、発売当時は消費税なんて物もなく100円玉一枚で購入する事が出来ました。ただ、ほぼ同時期に発売されたマクドナルドのハンバーガーが110円、チーズバーガー140円、ビッグマック390円、マックフライMサイズ280円。当時の大卒初任給は平均46,400円だったんだそうで、2023年になりますと平均225,686円。この実績から単純に考えて現代の物価に換算すると480円位になるのかな?。

世界初のカップ麺と言う希少性も有るのかも知れませんがカップヌードルってそれ程安い物では無かったんですね。勿論その事は発売元であります日清食品も十分に認識していてあえてその値段設定をしたんだそうです。

カップヌードルの話題性はお湯を注いで3分で食器も無しで極めてお手軽に、しかも新しい味を楽しめるって言う以外にも、使われている具材がなり注目されたんですよ。所謂「謎肉」「海老」「たまご」この三種類の彩が目にも鮮やかでふたを開けた瞬間、目の前に広がる光景に驚きを覚えつつ食欲が掻き立てられました。そしてみんな思った訳です、これがいっぱい入った物が食べたいなぁって。

で、発売されたのが上に書いた4種類、全部頂いて見ましたよ、どんな感じだったかレポートしてみたいと思います。

■カップヌードル 謎肉まみれ(374Kcal:税別価236円[税込価格254.88円])

これはもう、欲望を素直に具現化した分かりやすい一品です。で、謎肉がいっぱい入ってるお醤油味って過去に何回か発売されてるんですよ、下の画像は2016年に発売された「カップヌードルビッグ "謎肉祭" 肉盛りペッパーしょうゆ(488cal:税別205円)」です。

その他に私が把握してるのは2017年の「カップヌードル ビッグ 帰ってきた謎肉祭W」、2018年の「カップヌードル ビッグ 三代目謎肉祭」、そして対象のカップヌードルを2個買うと貰えた具材だけの「謎肉祭りの素(136kcal:税別非売品円)」なんてのも有りました。カップヌードルの謎肉にはなんか魅かれる物が有りますね。原材料が何だかよく分からなくて一まで食べた事の無い味と噛むとほろっとほどける様な食感がその探求心を掻き立てた結果なのでしょうか。一時期、木村拓哉さんがCMに起用されて謎肉が「コロチャー」って言うのに変更されて販売された時期が有りましたが、いつの間にか無くなってしまいましたね、謎肉はSMAPより強し・・・

謎肉のデザインが可愛いですね。このままキャラクター商品にして販売しても売れそうな気がするのは私だけかな?

謎肉の量としては謎肉祭りシリーズよりも多い様に感じますがカップのサイズが違うので多く見えるのかも知れません。お味のベースは勿論、オリジナルのお醤油味で、謎肉のお出汁が溶け出して更に旨味が増すのを狙ったみたいなんですが、その辺は残念ながらあまり効果を感じることは出来ませんでした。でも、いずれにしてもたっぷり謎肉を堪能する事が出来ました。

カップヌードル シーフードヌードル イカまみれ(351Kcal:税別価236円[税込価格254.88円])

シーフードヌードルは1984年(昭和59年)7月23日、オリジナル発売から13年後に発売されたんですね。なんか、オリジナルとほぼ同時期に発売されていた印象が有るんですが意外と時間経ってからの物だったんですね。発売当時の具材はイカ、カニ風味カマボコ、たまご、キャベツで一時期「イタヤガイ」って言うホタテ貝に見た目が似てる貝の貝柱が使われてたことがあるそうですが2015年には廃止されてしまったそうです。うん、覚えていない。

イカは発売当時から使われてた具材なんですが実は私これ長い間「タコ」だと思ってました。だって、淵が赤っぽくて身が白くて真ん中にポツンと点が有って。使われているイカの種類までは分からないんですが、一般的なカップ麺のシーフード味で使われる以下の種類はスルメイカ、ヤリイカ、マイカ、アオリイカ、らしいです。言われてみればイカって体は白いけど脚は紫色っぽいもんなぁ。タコって言う思い込みは私だけか・・・

むにゅむにゅ食感のイカが沢山入っていてうれしいんですが、これもまたスープに味の変化を与えることは無くて普通にシーフードヌードルでした。でも、ビジュアルは楽しくてそれだけで嬉しくなってしまいます。そうそう、シーフードヌードルには海苔の佃煮、桃屋の「ごはんですよ」を少し加えるとコクと旨味が増して美味しくなりますよん。

■カップヌードル エビまみれ(312Kcal:税別価236円[税込価格254.88円])

カップヌードル発売直前、実はかなりもめた事が有るそうなんです。そのもめごとと言うのは具材に使う海老を何処産の何の品種にするかもめまくったんだそうです。小さなカップに詰めても豪華に見えて味も美味しくてお湯でちゃんと元に戻る海老。そして、60種を超える世界各国のエビの剥き身[注 3]をフリーズドライ化して試した結果、インド洋沖で獲れる『プーバラン』という、当時の日本にはほとんど輸入されていなかった高級食材種が採用されたんだそうです。これが原因で発売当初は物価に対してかなり高額で販売される事になったんでしょうか。

その海老をふんだんに使った製品がっこちらです。うん、見た目から贅沢感が伝わって来る気がしますね。

ちなみに『プーバラン』は生の状態だと透明で、茹でると鮮やかな赤色になるんだそうです。海老のデザインも可愛くて、この形でクッション作って売ったら売れるかも。

これも味のベースはカップヌードル醤油味がベースで海老のお出汁が溶け込んでって言うのを狙ったらしいんですが、その辺はまぁ・・・。でも見た目で満足感が半端無いし、そもそも海老好きだから沢山食べられた満足感が沢山得られたからこれはこれで良いんじゃないかなって思います。

■カップヌードル カレー 謎肉まみれ(445Kcal:税別価236円[税込価格254.88円])

さて、これが発売された時、お湯を入れる前に蓋を開けると、どーんと鎮座されていた大きなカレールーが懐かしく思い出されます。現在発売されている物は粉末タイプのスープですが、あの存在感は凄かったなぁって今でもはっきり思い出す事が出来ますよ、ホントにインパクト大でした。オリジナルのカップヌードル発売から2年後の1973年5月に発売されたんですが、所謂お家のカレーとは違う洋風の味が新鮮で、しょっちゅう食べてましたね。見た目も味も印象的な一品です。

これに、謎肉をどっさりと投入するとどうなるか実際問題これが発売になる迄考えた事無くて、商品を手に取った時には、成程、この手が有ったかって妙に納得してしまいました。2009年9月にはカレーヌードル専用の謎肉に変更になったんですってね、実は今まで全然気付いていませんでした。豚の旨みを増強したんだそうです。

蓋のデザインはオリジナルの謎肉まみれとあんまり違いが無いですね。でも、謎肉のデザインが愛らしくて素敵なパッケージだと思います。

頂いて見た感想ですが、このシリーズの中でこれが一番好きかなぁ。やっぱりお肉の旨味で押し切ったと言う感が溢れてて、カレーの風味とビーフの風味が合わない訳も無いですし旨味もパワーアップしてますし、スパイスもちゃんと聞いてて洋食系の風味だし。何個か買い溜めしておけばとちょっと後悔しております。ただ、カレーヌードルって、フライドポテトが無いと何となく物足りなさを感じますね。ある意味主役級の具材だったって教えられたような気がします。

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さて、全四種類見てまいりましたがそれぞれ特徴があって遊び心溢れる素敵な製品に仕上がっておりました。もしもこのシリーズをまた作るなら、今度は玉子まみれかフライドポテトまみれが良いかなぁ。それから、チリトマヌードルでトマトまみれなんてのも良いかも知れませんね。やるかやらないかは日清食品様の勇気次第と言う事になるかも知れません、期待してますよん。

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