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【2019年振り返り】UI/UXデザイナーに転身して10ヶ月でやったこと

“Merry Christmas!”🎄
あっという間に2019年も残りわずかですね。
どうもデザイナーの kanna (@white_raichi) です。
今年は自分にとって大きく変化を成し遂げた年だったので、振り返りをしてみました。

なぜUI/UXデザイナーになる道を選んだのか、なってからどんなことに取り組み成長できたのか、その10ヶ月の奮闘をまとめました。
これからUI/UXデザイナー目指したい!と思っている方にとって一つの参考になれれば嬉しいです。


自己紹介

noteで自己紹介してなかったので少しだけ。
北京生まれ日本育ちのkanna(かんな)です。現在教育系アプリのUI/UXデザイナーをやってます。デザイナー歴3年目、副業でフリーランスの仕事もたまに。
【営業事務】→【貿易事務】→【WEBデザイナー】→【UI/UXデザイナー】というルートでなんとか転職に成功。デザインスキルは全て独学で習得、ゼロスタートの苦しさを経験。
UI/UXデザイナーの領域には入ったばかりなので、全てが新鮮で毎日がとても楽しいです。趣味はオンラインゲーム、漫画、映画鑑賞、お寺散策など。

なぜUI/UXデザイナーになったのか

前職はWEBデザイナーを2年していました。しかしスマホがどんどん進化するなか、UI/UXデザインというジャンルの職業が生まれ需要も高まる一方でした。レスポンシブデザインは経験あるものの、アプリデザインを経験したことがなかったので、今後の需要と市場価値を考えてこの道を選びました。

漠然とアプリデザインやってみたいかも
なんならアプリ開発もチャレンジしてみたい…!

そんな気持ちから転職活動をしてUI/UXデザイナーになったわけで、その先の将来どうなりたいかまでは考えていなかったのが正直なところです。

しかしやってみると、今までに経験したことのない学ぶことの楽しさとやりがいを感じました。
毎日楽しく生きれる仕事、これが一番です。

UI/UXデザイナーになってから読んだ本

フラットデザインで考える新しいUIデザインのセオリー/宇野 雄
はじめてのUIデザイン/PEAKS
人間中心設計入門/山崎 和彦, 松原 幸行他
IBMの思考とデザイン/山崎 和彦 (著), 工藤 晶 (著), 柴田 英喜 (著)
発想する会社! ―世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶ…
突破するデザイン/ロベルト・ベルガンティ
HELLO,DESIGN 日本人とデザイン/石川俊祐
たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング
WEBデザイン必携 プロに学ぶ現場の制作ルール/北村崇
作ればわかる! Androidプログラミング Kotlin対応/ 金宏 和實
Webデザイン・フォーラム 10人のプロが教える原則と経験則デザインのどんな知識を身につけるべきか

どんな知識が必要か

もともとWEBデザインをしていたので、UI/UXについては知識ゼロ状態でのスタートでした。WEBの方が歴史が長い分UIでの訴求が中心でしたが、アプリデザインとなるとUXが占める領域が多くなります。

デザインとは何なのかを改めて勉強するために、人間中心設計について学び、デザインの歴史を作ってきた有名企業のイノベーション手法などの本を読み漁りました。

今までこの系統の本を読む文化が自分にはなかったのですが、「発想する会社! …」や「突破するデザイン」を読んでデザインの面白さと人々の生活を支えてきた歴史を知ることで、デザイナーとしての自分の意識がガラッと変わったような感覚がありました。
概念として知っとくべき内容だと言えます。

UI/UXデザイナーになりたての人におすすめな本

この本は買ってよかったなと思ったのは、PEAKSさんの「はじめてのUIデザイン」 (著者:吉竹 遼, 池田 拓司, 上ノ郷谷 太一, 元山 和之, 宇野 雄, 坪田 朋)です。 まだUI/UXについて詳しく説明している本が少ない中、デザイナーの大先輩方が共同制作してくれた良本です。

アプリデザインって何?ガイドラインって??iosとAndroidで概念が違うの??コンポーネントの名称覚えられない…などの疑問からプロダクトデザインをどのような手順で進めれば良いのかまで、全てこの1冊でカバーしてくれます。

個人用に1冊持ってて100%損はない本だと思っています。これからデザイナーを目指す人なら迷わず購入することをお勧めします。デザイナー以外の方でも、アプリ開発をする時の参考になると思います。


初めて使うツールは怖い

・sketch
・zeplin(エンジニアへのデザイン共有ツール)
・backlog(タスク管理ツール)
・slack(社内コミュニケーション用)
・github
・sourcetree
・ターミナル
・Android studio

WEBデザイナーの時はXDやイラレ、フォトショ等で制作していただけに新しいものへの適応には相応の時間が必要でした。
聞いたことのないワードをググりまくる日々がしばらく続きました。
sketchは記事も少なくて最初は困惑するばかりでしたが、デザイナーの先輩のおかげでなんとかこの壁を乗り越えられました…!(感謝‼)

分からないことを聞ける人がそばにいるってめちゃめちゃ大事ですよね。

そしてもちろんgithubも強敵でした。理解するのに時間がかかりとても苦しみましたが、これもエンジニアの先輩のおかげで少しずつ分かるようになりました。

何事にも言えますが「0」を「1」にするのって難しい…。
でも敵(知らないツール)を知れば恐怖心もなくなるし、仲良くなれたりもしますw 

コツは怖がらずに粘り強く攻めることです。
そして忘れてはならないのは困ったら「ググる!」ということ。

習慣が身についている人は何を今更と思うかもしれませんが、意外と調べる習慣がない人は実は結構いるんです。かつての私も昔は習慣がなかった1人でした。

そして、ググるのにもコツがあるんですよね。ここでは割愛しますが気になる方は是非ググってみて下さい。

入社1年目でチャレンジしたこと

1:Material Design Guidelineの勉強(当たり前ですが)
2:デザインファイルのリファクタリング(シンボル、カラー等)
3:Androidstudioでアプリ開発をしてみる
4:アプリのBeta配信、内部テスト、リリースを1人でやれるようになる
5:AndroidStudioで軽微な修正を自分で行い、プルリクを出す
6:外部セミナーやカンファレンスに参加して知見を広げる
7:Qiitaデビュー
8:noteデビュー


1.Material Design Guidelineの勉強

アプリデザインではガイドラインの理解は必須になります。
iosとAndroidの概念は似て非なるものです。まずはこの2つの違いについて勉強するところからはじめると良いかと思います。

2.デザインファイルのリファクタリング

デザインツールはsketchを使用していたので、前任のデザイナーさんのファイルを引き継いで仕事をしていました。
立ち上げたばかりのサービスではよくあることだと思いますが、リリースに追われてデザインのルール化やファイル整理ができずに進行していく場合が多いかと思います。そのファイルを引き継いだルールも分からない自分が更に追加していく…データの正確性が恐ろしく低下しそうですよね?

6ヶ月ほどたった頃からようやくマテリアルデザインの遵守すべきルールとそうでないものの区別ができるようになった時、そろそろデータを整理したいという欲望が芽生えてきました。
この頃にやっとどのデザインが正解で、どれが削除すべきデザインなのかが分かるようになったのがリファクタリングをやるかどうかのポイントです。

3.Androidstudioでアプリ開発をしてみる

AndroidのUI/UXを担当するようになって、エンジニアにいろいろお願いする中である思いが湧き上がりました。

「この小さい修正、もし自分でできるようになったらめっちゃ効率があがるのでは…?」

デザイン側のことを少しずつ理解できてもアプリ側の仕組みが全く分からなかったので、ちょっとずつでも理解していけたらなと思いアプリ開発の本を買って勉強がてらAndroidStudioを触ってインターフェースに慣れるようにしました。
環境構築の初期設定が結構苦労しましたが、一個ずつ問題点を潰していくことでビルドまでできるようになりました。

本を見ながら簡単なアプリを2つ作るところまでできました。
アプリが動いた時の感動は半端ないですね。がんばったなーって思えます。

<サンプルで作ったアプリ>
・多言語あいさつアプリ
・high and low

【使用した本▼】
作ればわかる! Androidプログラミング Kotlin対応/ 金宏 和實

4.アプリのBeta配信、内部テスト、リリースを1人でやれるようになる

ルーティンワークとしてエンジニアが毎週結構な時間を取られている作業としてBeta配信、内部テスト、本番リリースがあります。
この作業はほぼ毎回同じ手順を踏んで行うので、エンジニアでなくても手順書さえあれば誰でもできるなと思いました。

仕組みを理解するのにもちょうどいいなと思い、提案したところOKとなったのでやり方を教えてもらい、それを手順書に起こして配信〜リリースまでを担当するようになりました。この作業のおかげでGithubや他ツールの使い方や連携方法を勉強できたので成長することができたと思います。

5.AndroidStudioで軽微な修正を自分で行い、プルリクを出す

Beta配信などを行えるようになってからは時々エンジニアの先輩に課題を出してもらい、軽微な修正(アイコンつけたり色やフォントサイズ変えたり)をAndroid studioでチャレンジするようになりました。

デザイン変更▶コードを修正▶プルリク出してレビューしてもらう

これの繰り返しやることで少しずつファイルの構成や階層、仕組みについて理解を深めていけるようになっていきますので、アプリ開発にも興味のある方にはこの方法もおすすめです。

6~8 外部セミナー、Qiitaとnoteデビュー

外部の勉強会に参加したり、Qiitaに技術系の記事を書いたり、noteにデザイン関連の記事を書くのも記録として振り返りができて書庫のような感じで使えるのが良いですね。
使い分けとして、Qiitaは技術系で手順をまとめる用。noteは言いたいことを言語化する練習とセミナーのレポなどデザイン中心で使う感じです。

振り返り感想

2019年は今までの社会人人生の中で一番刺激を受けた年であり、また挑戦をした年だったと思います。

いろんなことにチャレンジしようと思うようになったきっかけは、
職場の先輩の頑張っている姿外部セミナーで聞いたお話でした。

方向性を失った時は塞ぎ込まずに、外に目を向けてたくさんの人たちの話に耳を向けるのも時には良いかもしれません。

この先どこに向かうのかまだ見えていませんが、2020年も毎日一歩ずつ前進していけばまた新しい景色が見えてくるんだと信じています。
2019年の自分お疲れさまでした!よく頑張った!(たぶん)

最後に

UI/UXデザイナーに転職して不安でいっぱいでしたが、がむしゃらに頑張って前に一歩ずつ進めば明るい未来はあるんだと思える一年でした。
まだまだ勉強することは絶えませんが、来年もこの初心を忘れずに頑張っていこうと思います。これからデザイナーを目指す方も自分に自信をもって頑張っていけることを願っています。

長い記事をここまで読んでくださり、ありがとうございました。
今度は来年の抱負記事でも書こうと思います!

2019~fin~

こんにちは。UI/UXデザイナーのkannaです。デザイナーの奮闘日記的なものを書いていきますので良かったら応援をよろしくおねがい致します。