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はぐくむコーチングスクールでの学び#7

いつもは振り返りのnoteを書くのを先延ばしにしてしまっていますが、今回のスクールでは感じたこと・考えたことがたくさんあったので、覚えているうちに書き留めておきたいと思って、noteを開きました。

今回のスクールでは、コーチングのスキルや知識というよりは、もっと本質的な、在り方(Being)や人生において大切にしたいことを学び、みんなで考えました。

前回のnoteでも言及しましたが、GROWモデルの中でも、特にゴールを深めることが重要です。その際に、クライアントが自分の思い込みに気付くことがポイントになります。

私自身、振り返ってみると、思い込みを相当していると思います。「〇〇じゃないといけない」「〇〇であるべき」など、どれだけ思い込みが自分の思考や可能性を狭めているか。。。その分、その思い込みに気付き、その枠を取っ払うことができたら、可能性は大いに広がると確信しました。

だから私は、クライアントが自分の思い込みに気付き、自分の可能性に制限をつげず、その人自身の願いに気付けるようなコーチングをしたいなと思いました。

人は縛られなくてもいいものに縛られすぎです。世間の目、他人の評価、社会の言う正解・・・それらの多くは思い込みに分類され、私たちはそんなものに縛られる必要は全くないのに、いつもまにか自分の可能性までも狭めてしまっています。

私自身がそうだからこそ、コーチングにおいてクライアントが自分の思い込みに気付いてくれたらいいなとコーチとしての願いが勝手ながらあります。

思い込みも含め、どうしてその人が自分の本当の想いに気付くことができないのか。

それは、その人の周りの環境や過去が大きく影響していると言います。

この話を聞いたときに、私は自分の過去を思い返してみました。

私は、中学生まで、自分の本当の想いや願いに気付くことが出来ませんでした。正確に言うと、気付こうとしていなかったのかもしれません。

いつも「何をしたいか」ではなく、「何をすべきか。何をしたら先生に怒られないか。場が上手くまとまるのか。」を常に考えていました。

これでもし、自分の本当の願いに気付いて、その通りに自分が行動したとき、周りは、先生は、自分のことを評価してくれるのか、必要としてくれるのか、そんな恐怖があって、無意識のうちに自分の本当の願いに蓋をしていた気がします。

私がすごく覚えているシーンがあります。

小学校4年生の時。担任の先生に、「なんでそんな頑張るの?」そう聞かれた時、私は何も答えることが出来ませんでした。そこで自分の本当の想いを言ったら、今までのすべてが壊れてしまう気がして、何も言うまいと思って口をつぐんでいました。涙がそこまで出てきていました。もしあそこで、どうしてわたしがこんなに必死になっているのか、その裏側にある思いを先生に話すことが出来ていたら、私はもっと早く自分の本当の願いに気付けていたかも知れません。でも、小学校4年生の私にはそんな強さはありませんでした。

このように私は、自分の本当の願いに気付けない・気付こうとしない環境にいました。

しかしそんな私も、いつからか自分の本当の願いに気付き、それに従って行動できるようになってきました。

それはどうしてなのか。思い返してみると、中学校1年生の時、担任の先生が、私の話をただただ聞いてくれました。今思えば、あれは一種のコーチングだったなぁと思います。

最初は本当にネガティブなことしか言っていなかったと思います。でも、それを続けていくうちに、じゃあ自分はどうしたいのか、どうにかしないないといけないけど、じゃあどうすべきなのか。少しずつ考えることが出来た気がします。

それまで私の話をこんなに聞いてくれる人はいなかった。私もこんなに自己開示をしたのは初めてで、それまでの13年間で自分の中に溜まっていたものが一気に出た感覚がありました。

同じようなことを、ネガティブなことを、どうしようもないことを、あの時は言っていたと思うけれど、先生はそんな私に付き合ってくれて、そんな私の話をただただ聞いてくれました。

そこから私は、「自分のやりたいをもっと考えてもいいんだ」と思い、だんだん自分の本当の願いに気付けるようになってきました。

私のこれまでの人生そのものが、中一の担任の先生のコーチングによって大きく変わったと思うと、私とコーチングは切っても切れない縁があるような気がします。

話がずれてしまいましたが、このように自分の過去を振り返ることが、今の自分を考える上で重要になることもあります。

自分の周りの環境のことで言うと、自分の身を置く環境で自分が大きく変わることもあります。もちろん自分の考えや心を変えることも大切ですが、環境も自分に大きく影響しているため、環境を変えてみるのも1つだと思います。私も時々、海外に言ったら今の自分の悩みは吹っ飛ぶんだろうなぁと思ったりします。

少し話が変わりますが、「モチベーション3.0」という考え方があります。

モチベーション3.0について説明する前に、その前段階であるモチベーション1.0と2.0について説明していきます。

モチベーション1.0とは、人間が持つ最も原始的なやる気のことです。モチベーション1.0による動機付けは「生理的動機付け」という名前で呼ばれていますが、簡単に言い換えると「生きるため、社会や組織を継続させるために頑張ろう」という動機付けです。

モチベーション2.0とは、アメとムチによって生まれるやる気です。「外発的動機付け」という名前が呼ばれていて、簡単に言い換えると「外からの刺激によって対象者を頑張らせる動機付け」となります。例えば、「高いインセンティブがあるから頑張ろう」というものや「社長に命令されたから頑張ろう」というやる気がこれに当たります。

そしてモチベーション3.0は、変化の激しいこれからの時代を生き抜くため、柔軟で強い組織を作り上げるために必要なモチベーションです。これを「内発的動機付け」と呼んでいます。簡単に言い換えると「自分の内側から湧き出るような動機付け」です。例えば「楽しいから頑張る」「世界の平和を守るために頑張る」「実力をつけたいから頑張る」といったモチベーションがこれに当たります。

このモチベーション3.0で行動できるようになるためにも、ゴールを深掘ることが大切です。

私が今回注目したいのは、モチベーション2.0で、ここで言う「外からの刺激」に『評価』というのがあります。

先ほどもお話ししたように、私はまさに評価をモチベーションに行動していました。恐らく今もそれはあると思っています。

評価されるのが怖いから、他人に評価される前に、自分で自分を客観的に見て、自分で自分を評価する。

しかしこの評価は、即効性はありますが、継続性はありません。人は評価をモチベーションにすると考えると、コーチングにおいてはその人の存在そのものを受容することが大切です。そうすることで、その人の命が輝いてきます。

私はこの言葉を聞いたとき、「あぁ、私もそれを求めているなぁ」と感じました。私が何者であっても、また何者でなくても私という存在そのものを受容してもらえたときの安心感は計り知れません。

だから、そんな“心理的安全性”の高い空間をつくりたい、そう思います。

こんな感じで、まあ色々と考えた時間になりました。

今日の学びを土台の1つとしてコーチングに活かしたいです。

今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました🌟

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