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2023年の抱負~半月にわたる旅を経て~

こんなに長い間家を空けて、旅をしたのは生まれて初めて。
約半月の間で静岡→埼玉→東京→北海道を回った。

1人が好きな私でも1人が寂しくなったこともあった。でもその分、大きな愛を持った素敵な人たちに出会い、たくさん助けてもらった。

北海道の大雪原を目の前に「私生きてるなぁ」と全身で感じた。
私こんなに幸せでいいのかなぁと真剣に不安になった。

私は幸せ過ぎると不安になる。いつも何かに追われてて、何かに悩んでて、どこか悲劇のヒロイン感があった方が安心できてた。だからこんなに美しい自然の中ですんばらしい人たちに囲まれてぬくぬくしてていいのかなって、心からこれ以上ない幸せを感じていいのかなって、後で何か大きな代償が降ってくるんじゃないかって不安になった。

この半月は本当の意味で大学生の岡田栞那としてではなく、1人の人間の岡田栞那として生きることを全力で楽しんだ気がする。別に大きなことを成し遂げたわけでもないけど、人と自然と夢に触れる中で生きることの素晴らしさを感じた半月だった。

やっぱりいつも大学生という自分の身分をどこかで感じて生活している。正直それが窮屈に思えて仕方がない。この半月はその肩書がほんとうになかった(考えないようにしてた)からこそ、心から生きることだけを全うできた気がする。

今まではどこに行っても誰といてもプロジェクトやイベントのことを考えていなくちゃいけなかったのに、今回は(課題には追われてたけど)初めて心を空っぽにして色んな人に出会い、色んなものに出会い、いろんな話をし、美しいものに出会った。そんな風にまっさらな気持ちで自分が出会うものを大切にしたいと思った。それが自分の「ほんとう」だと思う。

初めての北海道の大雪原は悲しいくらい美しくて、その美しさを目にするたびに自分が今ここで生きていることを感じた。自分の心が動くことで自分が生きていることを認識する。「我思う、ゆえに我あり」的な。

ちょっとゆっくりし過ぎた感はあるが、せっかくだからこれまで頑張ってきた自分へのご褒美だと思うようにする。

さてそんなスロースタートの2023年は『動く』年にする。

まず、2年生の後期または3年生から休学するとここに宣言をしておこう。
1年生の5月からずっと考えてきた休学。しかし岡山での出会いや活動も生まれ、もう少しだけここで頑張ってみようと思う。でもずっとここにいる気はさらさらないし、居続けることはそもそも出来ないと自分を見てて思う。そしてこうやってケツを決めることでそれまでの時間を最大限に使えると思う。

やっぱり私がフィールドにしたいのは中島であって、やりたいことも島を良くしたいとか社会課題を解決したいとかそんなキレイな社会的にウケがいいことじゃなくて、もっとごつごつしたこと。

自分がやりたいことをやりたいくせに島を良くしたいんですとか見た目の良いことを言っている自分が何より薄っぺらくて嫌で、「ほんとにそれで島が実習生が幸せになると思ってんのか」って自分に言いたくなる。だから、思い込みでも押し付けでもなくて、1つ1つ裸の心でぶつかって、私はこういう仮説を立てて動いてみてるんですけどどうですかって周りの人に提起していって、そんな中で少しずつ少しずつ削られて磨かれて、正解や完璧をまず求めるんじゃなくて、少しずつでも着実に進んでいきたい。

だからそのために動く。

根拠がない自信でも直感的な自信でもいいから、それを携えて島に帰って、やりたいことをやって、自分の道を切り開く。大学生とか就活とかそんなことの前にもっと大事な自分のビジョンを形にする波に乗るために、まずは岡山で動いて動いて動きまくる。そしてそこから見えてきたもの・学んだことを抱えて万全の体制で休学を迎え、思う存分休学を謳歌してやろうではないか。

その先の人生は多分最高のものになってるはず。今の自分では想像できないくらいワクワクと幸せに満ちた自分だけの人生が待ってるはず。

だからその先は心配していない。とりあえず今、目の前にあることと時間を全力で生きること。

そしてもう一つは「人」とちゃんと向き合うこと。その勇気をちゃんと振り絞ること。

私が一歩手を差し出せば、助けてくれる人がたくさんいる。大きな愛で受け止めてくれる人がたくさんいる。
でも私はこれまで、自分が傷つくのが嫌で、手を差し出す勇気を出せなかった。その優しさの中に自分が飛び込んでしまえば、もう自分で自分を守れなくなると思った。何度自分を制して、誰かの優しさに飛び込むことを踏みとどまってきたか。

怖い。傷つくこと。裏切られること。ありのままの自分を相手に見せること。評価されること。一人になること。

でも誰かを愛し愛されること、必要とされること、寄り添い合い、共鳴し合い、助け合うことは尊くて幸せなこと。

私はまだその真の意味を知らないけど、それは怖さに負けず、勇気を振り絞って一歩前に進んだ先にしかない。

この19年間自分を自分の力だけで守るために着ていた鎧を脱ぎ、誰かと共に大切な人と共に生きていくことに挑戦したい。

2023年が喜びと愛とワクワクと幸せに満ちた一年になりますように。楽しいことばかりじゃなくても自分の人生を全力で生きる1年になりますように。

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