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地域の魅力を知って、伝えて、守っていく。旅人が、旅先にできる「恩返し」

最近、急須でお茶を飲んでいますか?
丁寧に淹れたお茶を飲むと、心も体もほっとしますよね。

私の住む静岡県はお茶の名産地であり、のどかな茶畑が広がる美しい土地です。しかし近年、日本茶の消費量が減り続けるとともに、生産者も年々減少。受け継がれてきたお茶文化や、その景観も失われつつあります。


後世に伝えたい日本の文化。私たち旅人が旅先にできること


引用:https://japan-hana.com/sake-brewery-jpn/?lang=ja


お茶文化と同様に、日本各地には今後も残したい素敵な文化が沢山あります。伝統を守るため、地域の人たちが努力されているのはもちろんですが、旅人である私たちにもできることがあります。

旅をして各地を訪ねることは、地域の文化に触れること。外からやってくる旅人だからこそ気づく魅力もあります。

今回は、いつも旅先で楽しませてもらっている私たちが、「恩返し」として地域に還元できることをご紹介したいと思います。


お茶文化を守るために、私が続けていること


引用:丸松製茶場 https://www.fukamushicha.jp/


まず「恩返し」の1つとして、私が実践していることを紹介させてください。

はじまりは1年前。静岡県菊川市にある『丸松製茶場』さんを訪れ、期間限定で行われていた工場見学に参加しました。

工場では製造工程の見学だけでなく、お茶の種類や製法についての説明を聞きながら、その味や香りを比較させてもらいました。農家や製茶場の、お茶作りに対するこだわりと情熱を学び、丹精込めて作られたお茶のおいしさを実感した体験でした。同時に、お茶文化を取り巻く厳しい現状についても教えてもらい、その素敵な文化や環境が徐々に失われつつあることを知りました。

そこでの経験は私の価値観を変えました。その日から急須で丁寧にお茶を飲むことが習慣になり、1年たった今でも、丹精込めて作られたお茶を専門店で購入し、家族や親戚にも贈り物にしています。


地域の環境と暮らしを守っていく、私たちにできる「恩返し」


引用:丸松製茶場Instagram  https://www.instagram.com/marumatsuseichajo/?hl=ja


旅先で学んだ文化を自身の生活に取り入れることは、自分の暮らしを豊かにするだけでなく、地域の人たちに「恩返し」し続けることに繋がります。

地域の人たちと深く関わり、その魅力を知ることで、自分の価値観や意識が変化し、生活がより良く変わる。それも、旅の醍醐味の1つですよね。

私たち旅人は、旅先で出会う地域の魅力を、知って、取り入れ、周りにも伝えていくことで、その文化や環境、人々の暮らしを守っていくことができます。

みなさんも、いつも旅人として楽しませてもらっている「恩返し」として、旅先の地域の暮らしを豊かにするお手伝いをしてみませんか。

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