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両親の結婚式の入場曲が水戸黄門のテーマ 「あゝ人生に涙あり」なのだから。

私たちは夫婦になって半年とちょっと。出来立てホヤホヤ仲良しな訳ですが、結婚してから毎日一緒に過ごすことは知っていましたが、こんなに四六時中ずっと一緒にいることになるなんて考えてもいませんでした。

「お互い仕事をしているし仕事が好きだし、友達もいるし友達が大切。お互いの時間を大切にしながら2人の時間も大切にしようね。よっしゃ、結婚しよう。」

そんな会話と共に紙切れ一枚婚姻届を出した瞬間、コロナになった。外出自粛、そして友達や家族との接触も控えてくださいというアナウンス。未だに律儀な旦那さん(以下:もやし)は1人の友達と1回会ったきり、家族以外接触をしていない。もちろん会社の人とも。(7月末時点)

会っている人が家族しかいないから、家族と考えるしか無い

やれやれ。正直ここまで続くと思っていませんでしたが、せっかく2人でいるのだから、2人で助け合わないとできないこと、予定を合わせなくても一緒にいるのだからできることを"せっかくだから”考えようということになったのです。

1. 夜22時半にはベットに入り、7時までに起きること。

すっごく簡単なことなんだけど、できそうでできなかったことでもあるのです。コロナ禍になる前、出社をしていた頃のもやしは帰宅が21時〜22時半の間に帰ってきてさらに余った残タスクをこなして即寝る!という生活。「じゃ先にご飯食べたし、先に寝るわ。」なんて今の1LDK住まいではできない。

通勤時間がなくなったおかげで旦那の家での残タスクが朝に前倒しされたことで健康的な暮らしが担保できている。加えてこのライフスタイルはお互いの価値観を譲歩しないとできない暮らしでもある為、早く寝たい私の為に早起きするもやしの生活が続けられ、私は彼の仕事の合間に合わせてご飯を作る訳です。

2. 得意ジャンルの知識を分け合う時間を作る。

私はピアノが特技。彼は数学や統計学が得意。
今、もやしは子供用の連弾ピアノの楽譜と睨めっこしながら休日ピアノのレッスンをしている。

私:「ちょっと!そこは5の指からって言ってるでしょ!。。。ったく、違う!リズムは半拍入るんだって!」

もう、もやしに教える段階で悟りました。
子供ができたら絶対親子で教えられない。
早い段階から外の先生に習わせようなんて決意を心の隅でしている私。

反対に私は統計学を勉強することにした。今仕事上データのプロと一緒に話すことが多く、これは必須科目なのではと思った。理由はさておき、数学を高校一年生で勉強をしなくなった私は、統計学のマンガ参考書から開く。早速標準偏差の問題で中学三年生で習う”平方根”が出てきて戸惑う。√の式なんて2桁までしかできない。割り算なんてしてどうすんだ!「±」とかなんなんですか。

私  :「ねぇ。これなんで+になるん」
もやし:「え、わかんないの?まじで言ってるの?ヤバイよ」
私  :「ええ。わかりません。(イラッ)」

同じ構図が繰り広げられるのですが、お互い授業料がタダなので我慢する訳です。

3. 動画編集にチャレンジする

これは完全に結婚式の予算を削減させるという、もはやマストタスクな訳です。クリエイティブな仕事は一切しない私達はとても苦手な分野。音楽一つにしても意見は全然まとまりゃしない。

私の両親の入場曲が水戸黄門のテーマ 山口瑠美 音頭「あゝ人生に涙あり」なのだから。選曲のセンスは皆無の遺伝子が受け継がれている。めっちゃウケ狙いじゃないか。笑 入場でそんな悟りをしなくてもいい。

CANVAという優秀なツールに出会い、iMOVIEを使ってみて、彼が好きな音楽を改めて知る。

お互いを知りながら知識を蓄える日々になっていた

一方的に相手を知るということや、一方に知識やスキルが偏ることよりも家族単位で知識とスキルを付けるということが日常になった気がする。今まで自分が通勤しているエリアには詳しいが、相手の領域はまだまだ知らないことが沢山。それは、普段相手がどんな風に仕事をしているのか、仕方も知らなかったことで、同じ屋根の下で毎日仕事をしていたら自然とインプットされる。そして、その時間で良い部分を吸収し、学びたいことが増えた。そしてお互いの将来の夢を初めて聞いた。

新たな心の余裕というものなのだろうか。この時間を無駄にしない生活は自然と始まっていて安心している。

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