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あなたが青く見えるなら

あなたが青く見えるなら
りんごも
うさぎの体も青くていいんだよ。

『ブルーピリオド』(山口つばさ/講談社) 第1巻

この『ブルーピリオド』という作品は
遊び好きで人気者の男子高校生が絵を描く喜びを知り
藝大受験に挑むアート系スポ根青春漫画です

映画化されたことで
ちょうど昨今話題にもなっていますね

去年の秋から新しく通い始めた美容室で
美容師さんに『ブルーロック』と共にオススメされた作品

そもそも子供の頃から青っぽい色が好きなので
青と名のつくものには惹かれやすいです(笑)
 
 
 
この作品もタイトルだけは知っていたものの
内容はまったく知らない中で
カットとカラーをお願いしている間に読ませていただきました

序盤から一気に惹き込まれたのですが
主人公の矢口八虎が「早朝の渋谷は青い」と表現するところで
さらにどっぷり

渋谷で働いていた頃を思い出して懐かしんだ気持ちがあったり
街を色で表現するその情緒に共感をしたといいますか
感銘を受けたといいますか
 
 

そしてその八虎の感覚に対して
美術部の森先輩が言ったセリフが引用の言葉でした

好きとか
心地好いとか
合うとか
程良いとか
感覚って本当に人それぞれで

なのにときどき
ずれていると感じると不安になったり
妙な視線を浴びたりすることもある

でもこの言葉って
「あ、これで良いんだな」
「これでも良いんだな」
そんな風に思わせてくれる優しくて柔らかい言葉だなと思いました
 
  
 
まだ読み始めですが
これから読んでいく内にまた素敵な言葉があったら
ご紹介させていただきたいと思います

美術は得意ではなかったので
いつもぎりぎりの成績でしたが
なんだか自分も描いてみたくなっています。


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