報連相はもう怖くない。『賢い人のとにかく伝わる説明100式』さえ手元にあれば。
報連相は社会人の基本。
と言われますが、実際するとなると、気が重いですよね。
説明している間、相手の顔に「?」が浮かび始めるとハラハラして言葉に詰まるし、「つまり、こういうことだよね」と言われたことが微妙に違っていたりすると訂正するのも気を遣うし、もうどうしたらいいのー!と逃げ出したくなります。
困り果てて、「説明の仕方 コツ」で検索してみたけど、よくわからないし……と悩んでいるあなたへ。
朗報です。
なんと説明のコツを、100種も載せたマニュアルができました!
1つのコツを見開き2ページで解説していて、おまけに解説内容をたった1~2行にまとめてくれています。
つまり、とってもわかりやすくて、読みやすいんです。
目次を見てもらうと、絶対に「ここ読みたい!」と思う章があるのではないでしょうか。
第1章 勘違い・行き違いがなくなる説明
第2章 いろんな相手に合わせた伝え方
第3章 わかりやすい説明の組み立て方
第4章 おもしろいほど提案が通る説明
第5章 心理学で説明がもっとうまくいく
第6章 資料を使って説明する
第7章 プレゼンで説明する
第8章 メール・チャットで説明する
第9章 オンライン時代の説明技術
本編が始まる前にはこんな対応表も紹介されているので、
「○○という困りごとがあったときは、○章を読めば解決する!」
が一目でわかります。
私個人がいちばん「なるほど!」と思ったのは、
「第2章 いろんな相手に合わせた伝え方」の中にある
「27 結論の順序は相手の思考回路に合わせる」。
というのも、こんな経験を思い出したからです。
昔々、どうも報連相の相性が合わない人がいました。
私が説明をしている最中に、「ところで○○はどうなってるの?」と全然関係ない質問を挟んでくるのです。
この人、私の話をちゃんと聞いているのかなーと疑問だったのですが、本書の次の1行を読んでハッとしました。
今思い返すと、その人はいつも物語の初めから話す人でした。
私はまだるっこしいなと思いながら聞いていたのですが、それがその人の話しやすいスタイル。
逆にいろいろなポイントをすっ飛ばして結論から始める私の説明はわかりにくく、なんとか経緯を推し量ろうとしてくれて、「○○はどうなってるの?」という質問が出ていたのではないかと思います。
ウン年前の私がこのことを知っていたら、その人を困らせていることに気づいて、もっとうまく報連相ができていたかもしれません。
こんなふうに、読みながら「あのときは、こうすればよかったのか」「このやり方、今度、使ってみよう」などと、今まで気づかなかった悩みにも次々に解決策が見つかる1冊です。
手元に置いておいて、報連相の際にちょっと開いてみると、うまい伝え方が見つかるかもしれません。
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