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ウエノカナコの詩

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以前から書いていた詩を、不定期でnoteにあげていきます。日付が残っていれば日付を入れます。私の心の叫びです。 過去の詩にも、後からタイトルを付けることにしました(2021/3/… もっと読む
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記事一覧

(詩)種 2021.9.16

ふとしたときに見つける、思考の種 何の種かはわかっても、芽がでてこない それでも めぐりめぐって出会う 発芽の時がある 私がこの種を持っていたのは今のためだったのか 発芽した種は急に育つ すべての感情を吸って 花が咲く その実はきっと 誰かの胸に実る そしてその胸に 新たな種を置いていくのだろう 私がしなければならないのは ふとしたときに見つけた種を 必ず拾うこと 大切に保管しておくこと そして、「その時」に 種をまき花を咲かせること

(詩)声を大にして言いたい

声を大にして言いたい 私の思いを考えを 伝えられるのはあなただけ 何度も 何度も 気持ちを言葉をやり取りしてきたあなただけ 今は いや元からだけど あなたとは考え方が違った だけどそれを お互いがやり取りするんだ そう プレゼントのようにね いつも否定せず 思っていることを本音で正直に お互いがそれを守っているから お互いがそれを信じているから あなたと話をするのが 世界一好きだ

(詩)手招き

あの人はいつも私の少し前に立って ニヤニヤしながら手招きしているんだ 「こっちこっち」 って 私が悩みまくって苦しんで 一旦どん底に落ちた後 いつでもあなたは私の前にあらわれる そしてあなたはニヤニヤしながら 「こっちこっち」って手招きするんだ 私が後ろを振り返ったりしながら それでも前を向って進もうと決めた時 いつでもあなたは私の前にあらわれる そしてあなたはニヤニヤしながら 「こっちこっち」って手招きしするんだ だからあなたがあらわれると 私

(詩)百万円手に入ってもしないこと

お金があったらやりたいこと 時間があったらやりたいこと いろんな願いがあるよね でも考えた お金があってもしないこと 時間があってもしないこと 他の人だったらやるかもしれないけど 自分はしないかなって思うこと 百万円手に入ってもしないこと それは自分の望みにないこと 3億円あればやるかもしれないけど 百万円だったらやらないこと それは自分にとって大切じゃないこと 自分にとって大切なことを見つけていくのは 案外難しいように思うけど 少しずつ 望み

(詩)時間がないって言いたくないな

毎日毎日 「時間がないからもう終わり」 いつもいつも 「時間がないからもうここまで」 そればっかり 終われないこと こそ 大切にした方がいいんじゃないの? 時間がないって言いたくないな 時間がないって言いたくないな 「時間はたっぷりあるんだから、好きなだけやったらいいよ」 それが幸せの秘訣なんじゃない? それが幸せってやつなんじゃない?

(詩)フル充電になってない

毎日朝起きると 短い時間で充電した、半分だけの自分で起き上がる 取り立てて大した仕事をしてるわけでもないのに どんどん残量が減っていく 夜になったらもう電池マークが赤色になっていて 何にもしていないうちに夜が来る フル充電になってない フル充電になってない いつの間にかエネルギーの自転車操業 お正月になったらやっと フル充電になれるかな 省エネ生活から抜けられるかな

(詩)痛みと共に生きていく

臆病な自分は きっと痛みが大嫌いだった 自分の近くに 痛みが現れて欲しくなかった 痛みって奴を 疫病神のように思っていた だけど 生きていれば必ず 痛みがやってくる どんなに遠ざけようとしたって 必ずやってくる やってしまった過ちは 取り戻せないし 死んでしまったあの人は 生き返ることはない もう、戻せない だから 痛みとともに生きることにした 思い出したときに「チクッ」としても 思い出したときに涙があふれても その痛みは自分の一部 大切な自分の一部 忘れ

(詩)高く 高く

高く 高く 意識を空に向けて 充分地に足が着いたはず もう地面を見ている必要はない きっと忘れ物を取りに戻ったんだよ もう一度 高く 高く 舞い上がろう また地面に戻ってくることはきっとあるだろう だけど 舞い上がろう 何度でも 高く 高く

(詩)勇気をだそう

やっぱりやめとこう やらないでおこう こわいからやめよう こわいからやっておこう 勇気をだそう 自分にとって大事なのはどっちだ? 勇気をだそう その恐怖は誰のためのもの? 勇気をだそう 自分のために 勇気をだそう 誰かを守る時間は過ぎ去ったのだから

(詩)2021.6.11

あこがれの人のことを考える 私はあの人のようになれるだろうか 私はどうなりたいのだろうか? 私はどうなりたいのだろうか 私はお金持ちになりたいのだろうか? 私はたくさんの友人が欲しいのだろうか? 違う 私は 私らしく生きたいんだ 役職じゃなく 役割じゃなく 目の前にある物事について 何のとらわれもなく反応したいんだ 目の前の人に 思った事をベラベラとしゃべりたいんだ 自分が誰かの役に立ちたいんだ そしてそれを仕事にしたいんだ 私が出来ることを探

(詩)プラグ 2021.10.13

心の中にプラグがあって どこかにつなぐと心が動く 心が動く 心がおどる 心がさわぐ だけどプラグは 毎日つながなくちゃいけない 何かのひょうしに すぐはずれてしまうから 私をロボットにしたい人はね 私がプラグをつなぐ邪魔をする 私の心がおどってしまったら 命令通り動かなくなってしまうから 私はロボットじゃないから 心のプラグを なんとか毎日つなごうと いろいろ頑張っているんだよ

(詩)あの時と違う 2021.5.15

目の前のこと 1個1個 目の前の人 1人1人 みんな別々 同じじゃない あの時と違う あの人と違う 新しく目の前に来たこと 新しく目の前にあらわれた人 全てに心をあててみる もう一度 最初から 合うか合わないか 調べてみるんだ

(詩)誰かの為になっている

普通に日常を送っていれば それだけで誰かの為になっている 商品を買えば 誰かのお店の売り上げが上がる 電気を使えば 電力会社の売り上げが上がる 自分が仕事をしていれば その会社がしていることで社会になにがしか貢献できる 誰にも何にもしてないと思ってた 「自分なんて生きてる価値ないじゃん」みたいなこともちょっとだけ思ったりした だけど、生きてるだけでもなにかしら誰かの役に立っている じゃあさ、生きてるだけでも役に立っているのなら 「誰の」役に立ちたいか

(詩)世界と繋がるために

自分しかやる人がいないからと思って 淡々と仕事としてこなしてきたことが 本当は 嫌だったんだなあと思って でもそこから一旦離脱してみても 何だか居心地が悪くって どうしたいか 考えてみると やらない日があってもいいじゃないかと だけど まあだいたいはやります なんにも人や社会の為にしないと 「繋がってる感」 が無くなってきて苦しくなることが分かったから やってくれない人のためにやるんじゃないよ 自分が 世界と繋がるためにやるんだからね