日常が日常でなくなってしまった時に考えたこと
遅ればせながら新年のご挨拶を・・・
明けましておめでとうございます‼︎
2020年初お手紙なので一応ね。
年末年始の休みは、12/27〜1/6と長めにいただけたのですが、いまだかつてないほどグータラに過ごしてしまいました。妻の実家や自分の実家に行く以外は、ほぼ何もせず、昼に起きてコタツでウダウダな毎日が続きました。
そんなグータラな日々ですが、心に残ったことを一つ。かろうじて行った年末の大掃除でのこと。
だいぶ前のことでいつだったか良く覚えてないけど、趣味にできるかなと思い奥多摩湖畔で拾った流木を加工してみた事があったのです。
汚れを落としたり、熱湯につけたり、ニスを塗ったり・・・
ネットを見ながら色々やってみたけど、その時は自分が思っていた感じには全くならず、徒労だったなぁと、そのまま庭の隅に投げ捨てていました。
それをふと再び見てみると、なんと雨風のおかげで素敵に加工されているではないか。自然の力は偉大だなぁ。
妻のエアプランツを拝借し乗せてみると、なんだかとてもいい感じ♪
僕の年末年始はこんなでした。まあ、こんな休みもたまにはいいよね。
「手ざわりのある言葉を書きたくて」を読んでみて
菊池さんからの前回の手紙は、2019年12月31日23時38分。
大晦日の日に、年が変わるこんなギリギリまで書いてるなんて、ほんとクレイジーだね(笑)
この手紙のテーマは「身体性」でした。
僕は「身体性」と聞いてピンと来なかったのだけど、読んでくうちになるほどなと思いました。
私はインタビューとは、「わかったふり」をして書くしかないと思っています。究極のところ、相手のことはわからない。それでも、そのひとの言葉を預かり、代わりに私が世に出す。
この部分は、とても共感します。保育士としての子ども達との関わりにおいても同じなような気がするよ。
「この子のことをよくわかっている」なんて、死んでも言いたくない台詞ですね。子どもの本当の気持ちはその子どもにしかわからないけど、どうにかこの気持ちなのかもなぁってことを探っていくしかないのです。想像するしかない。
他者のことはわからないってことを自覚しているかしていないかって、とても重要な気がしますよね。
人と関わる仕事、というか、親子・友人・恋人・夫婦・・・・対人関係なんにでもこのことっていえるんじゃないかなぁ。
漫画「Masterキートン」の「喜びの壁」というタイトルの中にもそんな話があって、とても印象に残っているのです。よかったら読んでみて〜
だからせめて、ひとの言葉を預かる仕事をしている以上は、できるだけ身体性のある言葉を書けるようになりたい。そのひとの言葉を理解するために少しでもそのひとに近い体験をし、五感を使い、時間を過ごしたい。そう思いながら取材するようになりました。
しかし、時間と体がいくつあっても足りなそうなほど大変な決心ですな。
そんな荊棘の道を自分から選んで進もうとするところが狂気じみてて僕は好感を抱いてます(笑)
年末年始の話はこれでおしまい。
日常って案外、脆いものなのかも・・・
2020年初仕事!!
いい天気だったので早速、お散歩〜
ここの神社は石垣が多くて、いい運動になります。都会の保育園の保護者が見たら、血の気が引いちゃうかもしれないかな(笑)
しかし、グータラな日々を過ごしていたせいか、体がすんごくなまっていることを痛感しました。
初詣なんかもしましたよ。
そうそう、仕事初めの日に、谷木くんから「昨日」について取材させてください、なんて訳のわからない依頼が来てさ。
なんかの応募要項に「親しい人の昨日について」を取材してまとめる、みたいなのがあったらしく、そのインタビューなんだって。まぁ、いっかーってことで「昨日」のことを話しに行ったわけです、1/9(水)に。
ってことは1/8(火)のことを話すのね。
「6時45分に起きた」「朝ごはんはパン食べた」「髭を剃っている間に車のエンジンあたためといた」とか、たわいのない話も多かったのだけど、
「仕事に向かうために家を出る時の気持ちはどんな感じでした?」
の質問には、ちょっと、考えてから返事をしたのだよね。
一昨日と昨日だと、家を出る時の気持ちに明確な違いがあったなと思って。
今まであまり感じたことがなかったのだけど、長い連休を本当にウダウダ過ごしたせいか、1/6(日)の連休最終日の夜に、なんだかすごくドキドキしてきてさ。(明日から仕事だ。大丈夫かな・・・?)とよくわからない不安感に襲われました。なかなか眠れなかった・・・
だから、仕事初め1/7(月)の朝は、憂鬱な気持ちで出勤したのです。
でも、久しぶりに子ども達とあそんだり散歩したり給食食べたりしてると、(あぁ、大丈夫だった。よかった。)って思えたんだよね。
そして、次の日1/8(水)の朝は、なんだか清々しい気持ちで出勤できました。
この話を谷木くんにした時に、思ったこと。
昨日の話をするのにも、昨日のことだけじゃ伝わらないんだなーって。一昨日のこと、さらにはその前の連休まで遡る必要がありました。
そして、日常だと思っていたものが案外もろいものなんだなーということに気付かされました。
なんだか改めて「昨日」についての話をすることなんて今までなかったから、いい経験になりましたよ。
どんな文章になったのかなぁ?
OBCの冬の過ごし方
さて、暖冬と言われていますが、1月は奥多摩にも結構雪が降り、小河内は何回も白銀の世界となりました。
奥多摩湖の水はまだまだ濁っていたのですが、水鏡になっていると、青空と雪が湖面にうつり、気にならないくらい美しい‼︎
しかし、小河内の中でも、やっぱりここはいつでも別格でした。
ちょうど僕もたくま君も休みだった時に雪が積もったこタイミングがあったので、
「いなかでバンバンとか、なんかしら撮影しよう‼︎」
って連絡を取り合い集合しました。
朝から峰に行って、雪あそび♪
この時は奥多摩湖畔では思い切り雪あそびできるほどの雪は積もりませんでした。
やっぱここはすごいな。
撮影という事を忘れて雪あそびをに没頭しましたね(笑)
まちおこしを口実にして、あそんだ感じ。
もしかして、あそびたかっただけなのかも・・・
「明日、雪あそびしようぜ‼︎」とは、アラフォー男子同士のラインでは、なかな厳しいものがあるしな(笑)
でも、あそんで楽しかっただけじゃなくて、OBCとしての撮れ高もそれなりにあったから、そこはちゃんと嬉しかったし・・・
「昨日」の取材での話であった、日常は脆いってやつの話とも繋がるのだけど、
OBCは、まちおこしが日常のものになっているところを評価してくださる方が多いのですが、冬って寒いから出張OBCライブするイベントもないし、日常感のあるまちおこしから遠ざかりがちなのだよね。
春夏秋に比べたら、冬はオフシーズン?冬眠中?みたいな。
風景とかSNSで発信などはしているものの、それってまちおこしをしているのとは違う気がするじゃない?もちろん大事なことではあるのだろうから、というか、綺麗だなとか思ったり心が動かされたりしたら、それはそれでやるのだけれど・・・
パソコンのなんとかbitの世界が、そこにおさまっている自分の仕事すら、ぺらっぺらに感じました。
実際に行動したものでないと菊池さんがいうようにペラペラに感じちゃうのかもな。
(だから、たくま君ぐらいしっかり撮って編集してっていうのだとこの話は別になるね)
何か実際にOBCとして活動をする期間があくと、ちょっとフットワークが重くなってくるようにも感じる。
元々、無理に、なにかしなきゃ!って感じでもないしね、OBCって。
基本は依頼待ちで、それ以外の活動は、思い立ったが吉日的な。その思い立つ時の腰が上がらない感じ!
だから今回のは、あそびっていう良い口実のおかげもあり、ひさびさにOBCだ!って思ったら、なんかやっぱ胸が踊ったね。
雪あそびするための口実にOBCを使う。それもまた、口実だった・・・、もう迷宮入りです(笑)
1月に入ってから、夜、たくま君と学校に集まって打ち合わせとかしてるんだけど、それも同じような感覚なのかもね。
もちろんほんとに打ち合わせ的なこともちゃんとしてるよ。何か新しいことを始めるきっかけにもなる。そして、そのついでに話すたわいもない会話が楽しかったりもする。
ただの打ち合わせだとしても、未だに毎回ウキウキしながら夜の廃校に向かっているんです。
「ちょっとお喋りしたいから夜会おうよ」とか誘うの気持ち悪いじゃない(笑)
僕が誰かとお喋りしたい時の誘い文句って「飲もうよ」しかないし。
とにかく、結果として、毎年、冬にやや腰が重くなったとしても、OBCとしても個人的にも充実した時間を過ごせているということだ(笑)
日常は脆いかもだけど、それまで継続してきたことによって、また日常を取り戻しやすくなることってあるのかもね。
まちおこしは義務じゃない
菊池さんにもお声がけしたけど、2/2はこちらに登壇して参ります。
実のところ、冬でフットワーク重たくなってたし、菊池さんも谷木くんも行けなそうだし、僕一人でプレゼンってのもなんだかなぁということで、断っちゃおうかとも思ってました。
でも、ふと行ってもいいかなと思える瞬間がきたのだよね。自分を奮い立たせるとかではなくね。なんかすんごく偉そうに聞こえるかもだけど(笑)
ただ、プレゼン用に思ってもいないようなとってつけた言葉を用意するのはやだなー、大勢の前で喋るのも気が進まないなー
で、たまたまなんだけど、前のOBCプロモーション動画を新しくしたいねなんてちょっと前に話してたから、ちょうどいい、これに合わせて作ろう!ってなったわけ。理由と締め切りがあるとやる気が出るからね。
これは、そのプロモーション動画の冒頭部分ね。
他にも、いなかでバンバンとかミュージックビデオとか振り付け動画を流せば喋る時間がほとんどいらなくなるし(笑)
こんな感じで相変わらずゆるゆるながらも、うまいこといい感じにおさまるOBCです。
最後に、地元青梅で何か地域に根差したことをしたいと強く思っているのだけど、JICA勤めでガーナに行っててなかなか帰ってこれず、やっと帰ってこれたと思ったら今度は九州赴任になってしまった山崎くんの話で締めたいと思います。
ではでは
まちおこし団体は、気がつけば使命感による「やらなくては」という感じに陥ることで疲弊していき、やがて義務のようになってしまうパターンが多い印象の中、OBCは自分たちが楽しむことを大事にしている(自己犠牲に陥らない)姿勢がいい。だからこそ、持続的な地域活性化に繋がるのではないか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?