【月】ミィちゃんの妄想のモトは、お父さん?オレンジの場合


みなさん、こんにちは。完熟オレンジことミドリーです。
今回のテーマは「月」。
宇宙好き、NASA好き、ロボット萌えの私としてはいろいろ書きたいことはあるのですが、
いざ書き始めようと思うと、今までの路線になくおセンチになってしまいました。

この言葉が浮かんできたからです。

「ミィちゃん、いま月に人間がおるんよ」

ピンクレディが『UFO』でレコード大賞を受賞した話ではなく、
ミィちゃんこと、わたくしに父が語りかけた言葉です。

自分が何歳ぐらいで、何をしていたのかは覚えていませんが、
アポロ11号から17号のうち、いずれかの月面着陸の時と思われます。
(そうじゃないと、ホラー&ファンタジー・・・)
部屋の窓から月を指して父が言ったと記憶しています。

次に思い出すのが、小学校低学年のときのこと。
「月のウサギ」が学校の教材に登場したのでしょう。
月が実際どのように見えるかを観察する宿題がありました。

昔は月も今よりかなり明るく見えたんだろうな。
天体望遠鏡など持ち合わせておりませんでしたから、2階の部屋から裸眼で月を観察しました。

だが、しかし。

月のグレーの部分を観察して絵に落としこもうにも、
ミィちゃんはお月さまの中に、一向にウサギをみつけられなかったのです。

ミィちゃんの想像力のなさに呆れたのか、父が盛んにアドバイスを始め・・・
最後には父が書いたような気がします。てへぺろ。

我が家では娘の宿題に親が口を出すことがなかったので、月の観察だけ非常に熱心だったこの時の父のことが強く記憶に残っています。

あ、いや、またれぃ。

ウサギつながりでさらに思い出しました。
小学校の高学年の夏休み。四角のブロックを彫刻する宿題がありました。
ミィちゃん、彫刻は苦手だったのですね。
クマを彫ったのですが、「なにこれ、段ボールに入ったクマ?」的な、わかりますか?
正面から見て顔と手足の境目だけを申し訳程度に彫っておしまい!な作品を創りあげました。

見かねた父が会社に持って行ったと思うと、あら不思議。
夏休みが終わるころには、ほぼ真四角だったクマちゃんは、
小さいながらもフォルムの美しいウサギちゃんになって戻ってきたのでした。

ほらほら、月の観察だけじゃなく、彫刻にも熱心だっただろうって?
いえ、熱心だったのは父ではなく、父の会社の方です。きりっ。

えー、このように「勉強しろ!」とうるさく言うこともなく
娘が困った時にだけ手を差し伸べてくれる父でしたから、ミィちゃんに自覚はないけれど、
傍からみるとかなりのファザコンだったようです。

月が好き、宇宙が好き、というのも、父の影響かもしれません。

悔やまれるのは、自分のかなり最古の記憶が事実だったのか、
後付けの想像によるものなのかを確認する術がもうないこと。

まあ、いいや。
誰の害になるものでもないので、本当にあったことにしよう!


さて、月にウサギを見つけられなかったリアリストのミィちゃんは、
今では関東一の妄想族になりました。

彫刻が苦手なミィちゃんは、自分が彫れない分、
ミケランジェロやベルニーニの彫像に萌え萌えするようになりました。


月好きが高じて、月に1エーカー(東京ドーム11分の1)の土地も購入していますよ。
家族3人暮らすには十分すぎる広さがありますから、楽しみにしててね。

なーんて、最後までおセンチなミィちゃんでした。


(追伸)
月の土地は1エーカー2,700円でどなたも購入できますよ。
ご興味のある方は、「月の土地、購入」でググってくださいね。



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