攻撃性の高い子供を育ててしまう大人たち

関係者の大人のうち少なくとも一人が事前に感情自己責任論を読む等して、話し合いの場で下記のように指摘していたら、辰乃輔さんは死なずに済んだかも知れない。
子供が身を以て投影するのは、命や基本的人権を軽視する我々大人の価値観・世界観だ。

>辰乃輔さん「(Aに悪口を言われた)その証拠に(自殺未遂で骨折し)こんな足になっています。」

どんな捉え方をするかは百人百様。解釈・選択の自由には責任が伴う。
悪口はあくまでも「(飛び降りの)切欠・発端・動機・口実」に過ぎない。全く同じ悪口や嫌味を同じ状況で言われても、相手を憐れむだけの子供もいる。誰もが不快に感じる訳ではない。
骨折や自殺未遂以前に、辰乃輔さんの自己否定感とAの悪口との間に因果はない。自分の飛び降り行為をAのせいにするのは論理飛躍している。

>辰乃輔さん「死ななきゃわかんないんだと思ったんです」

自分の苦しみや相手の非を分からせるのに死ぬ必要はない。寧ろ、死ねば分からせる機会を失う。真相を伝える人がいなくなり、死人に口無しとばかりに死者に鞭打つ者も出てくる。
「死ねば解決」という攻撃性は自他殺に繋がる危険思想から生じる。復讐を是とする視野狭窄、思考停止、論理飛躍でテロにも通じる暴力肯定主義。

>Aの祖母「なんで謝罪しなくちゃなんないのよ。あんただって100%いいわけじゃないでしょ」

前述の通り「飛び降りた原因」は辰乃輔さんにあるので、飛び降りに関しては謝罪の必要はない。だが経緯がどうあれ「悪口の原因」はAに100%あるし、悪口が問題の「発端・切欠」である。辰乃輔さんに非があることは、自分の孫の非を謝らなくて良い理由にならない。
祖母自身の非は「心無い悪口を言うような、攻撃性が高く共感力の乏しい孫(を育てるような息子)を育てたこと」にある。


以下、弊サイトより抜粋。
あらゆる社会問題に共通する根本原因は無知思い込み勘違い誤解視野狭窄。解決に必要なのは適切十分な高水準教育(≠高学歴)。
義務教育で哲学や心理学を教えないから、先見力協調性適応力自制心倫理観論理力EQ各種リテラシー問題解決力等が低くなる。

経緯はどうあれ加害なくば被害なし。加害の原因は常に加害者の精神的未熟。被害者の非や落度過失欠陥問題は原因に非ず。
AがBを咎めBが自殺した時、「咎めた原因」「自殺の原因」は其々Aに100%と0%。曖昧な善悪論ではなく因果論で語るべし。

怒りは一過性の人格障害。酩酊は意識障害。乳児は皆、重度障害。母国語しか話せないのは他言語障害。IQ200以下は知的障害。
差別虐め犯罪は行為障害・適応障害。空飛べないのは飛行障害。障害は全て個性、程度問題、社会の未成熟・機能不全の表れ。

感情自己責任論(解釈の自由と責任) http://kanjo.g1.xrea.com/kanjo.htm
人権侵害に関するよくある勘違い http://kanjo.g1.xrea.com/ijime.htm
自殺に関するよくある勘違い  http://kanjo.g1.xrea.com/hanzai.htm#2

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