来年待ってます!
今日息子の志望大学のオープンキャンパスに行った。
資料も見やすいし、みんな親切だし、綺麗で雰囲気も良いし、寮も安いし、親子で「やっぱりここやな!」と確信を深めた。
その後に、お昼ご飯に近くのお店に立ち寄った。
オーダーを取りに来た大学生っぽい店員さんと「目が合った」と旦那が言い、「あの大学の子なんちゃうかな?」と言う。
山に囲まれた田舎のその大学は、寮生が多いので周辺の飲食店のバイトは、ほぼその大学の子だろうという勘だ。
「オーキャン行って学食食べやんと、ダチョウ食べに来てんねんやって思われてるんちゃう」と話す。
そう、そこは珍しいダチョウ料理のお店で、ダチョウの刺し身やらダチョウのステーキやら、ダチョウラーメン、ダチョウの唐揚げまで堪能した。ダチョウは赤身でレアステーキや刺し身で食べると柔らかくて本当に美味しかった。
帰りに私が最後に会計に行くと、「お会計は5200円になります」と言う。
すると、大学生と覚しき店員さんが意を決したように話しかけてくれた。
「もし違っていたらすみません、もしかして今日◯◯大学のオーキャンに行かれました?」
「はい、行きましたよ!◯◯大学の学生さんですか?」
「そうです!」
彼女の顔に笑みが広がる。
「あの、◯◯大学、めっちゃ良い大学ですごくおすすめです!!入ってからさらに、そう思うようになりました!本当に良い大学です!」
「そうなんですね!今日行ってめっちゃ良かったので第一志望決定やなと言ってたんよ」
その後、出身の話になり、「うちも奈良やから受かったら寮やわ」と言うと
「来年待ってますので!」と満面の笑みが返ってきた。
残念ながら、息子と旦那は先に外へ出ていたのでこの話は後で伝えた。
自分の通う大学を本当に良い学校だと伝えたくなる、息子にはそんな学校に入ってほしいし、そんな素敵な学生がいる学校ってほんまに最高やな!と思った。
また、教員を目指しているため、その大学も教育大学だったので、彼女みたいな子が先生になったらと想像するだけでも楽しい気持ちになる。
まだまだ合格圏内にはほど遠いけれど、ダチョウ料理のお店での出来事は、息子の胸にもきっと響いただろう。
来年、合格した際にはどうぞよろしくお願いします。
■タイトル画像はダチョウステーキ
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