エドワード・ゴーリーを巡る旅
奈良県立美術館で、エドワード・ゴーリー展が開催中で行ってきた。
エドワード・ゴーリーは、アメリカの絵本作家。「不幸な子供」などおおよそこどもを描く絵本には似つかわしくない救いのない物語や、不思議な生き物が登場したりする物語など、個性あふれる作風で知られる。
それでも日本では近年絶大な人気があり、アマゾンのレビューも4.5。
「うろんな客」という絵本は、最近鈴木保奈美のBS「あの本、読みました?」で、柴田元幸氏の翻訳の部分で紹介されていた。
ずっと気になっていた絵本作家。怖いもの見たさで娘と観に行く。
写真撮れないので、購入したポストカードの写真を数枚ご紹介。ポストカードは裏が紫色だったり色が付いていて可愛すぎる。
とにかく細かい絵で、小さくてびっくりした。実物の原画は文庫本の横幅で正方形にしたぐらいの小ささ。
老眼が入ってきた身としては細かすぎて細部は見えないという事態に。さらに、展示方法もガラスケースの中で斜め向けているのもあり、顔をガラスに付けても細部まで見えない。
虫眼鏡みたいなのか、老眼鏡必須でしたね。反省です。
こどもが不幸になる結末の話は読みたくないと思ってしまうけど、絵は独創性があって、特にオリジナルキャラクターの不思議な生き物が魅力的。
シュールでおしゃれな絵はくせになりそう。とても見応えがあった。
最後に日本の絵とゴーリーの企画展をやっていた。
ゴーリーは日本が大好きで、読書家。
当時英語に翻訳されていた日本の書籍は全て読んだと言っていたらしい。
猫が大好きで、猫の名前は全部、源氏物語の中からつけていたと聞いてびっくり。でも、うまく発音出来ないから、全部ニックネームで呼んでいたんだって。(笑)
ゴーリーの名前が日本で有名になったのはゴーリーの死後、2000年以降だと思う。
今では全国各地で展覧会が行われており、奈良の美術展では、グッズ売り場が長蛇の列!人気ぶりに驚いた。
全国各地での過去の展覧会のポスター
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11/10までやってます。
奈良はこの時期気持ち良いですよ!
ただし、正倉院展の時期(10/26〜11/11)は、激混みするので気をつけて下さいね。
芸術の秋。この秋は、観たい展覧会目白押しで気が気でない。きっとご紹介が間に合わないと思うので先に紹介します。
この二つは一緒に行く人が多そう。
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カラフルな日本画がきれい
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大阪では塩田千春展😍
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神戸ではキリコ展が東京の次に来た
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万博ではユニフォーム展✨
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