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ずっと前のCM曲

日本に住む外国の人のYouTubeをときどき見ています。そして、「えっ、そうなの?」と驚いた動画の抜粋がこちら。

日本のCMはエンタメ性を頑張って足している。セットの作り込みもすごいし、こだわっているように感じる。
アメリカの場合、音楽がエレベーターの中で流れていそうな、印税払わないだろうなっていう音楽。使用料ZERO、という……。
フリー素材みたいな感じですね。

ニックちゃんねる
日本在住が長過ぎて
受け付けなくなった
アメリカ文化 5選
』より

流暢な日本語を話すニックの視点に興味をひかれる中でも、この回が特に印象深かったのは、CMのおかげで知った曲にまで思い及んだからです。
思い及んだ曲は2つあり、どちらも、ずっと前のCMに使われた楽曲です。


1つは、グリコのプッチンプリンの1996年のCMに、「プッチンパポペ エブリィバディ プリンプリン」のフレーズで登場した『プリプリ・スキャット(Pripri Scat)』という曲です。
原曲では、「プッチンパポペ エブリィバディ プリンプリン」の部分は、
”Putching pa po pe, everybody Scatman" となっています。

歌っているのは『スキャットマン(Scatman (Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop)』で一躍有名になったスキャットマン・ジョン。

プッチンプリンのCMで、彼の声にすっかりはまった当時のわたしは、どのような経緯か、彼がテレビの歌番組に出演することを知り、「ピーパッパッパラッポ」な、この曲に出会いました。

そのときの衝撃をうまく言葉にできませんが、CMにちなみ、2015年のキュウソネコカミのCM曲から拝借すると……。
「頭からっぽにして忘れたいことばかり」な気分のときに聴きたい曲だと思いました。
そして今でも、そんな気分のときに聴きたくなる曲です。

キュウソネコカミのCM曲(MEGA SHAKE IT !)については、愛用の手帳に下記のメモを残していました。

キュウソネコカミ『人生はまだまだ続く』(アルバム)の収録曲。
眠気覚ましドリンクのCMで、メガシャキー、メガシャキーと軽快なBGM。
メガシャキーは、Mega shake it(メガシェークイット→メガシャキー)で、
「頭からっぽにして忘れたいことばかり」は、この歌の一節。


もう1つは、富士フイルムが手がける化粧品(アスタリフト)のCMに使われた、アート・オブ・ノイズの『ロビンソン・クルーソー』です。
2012年、松田聖子さんと小泉今日子さんの共演で話題になったCMで流れていたのを耳にして、どこか懐かしい感じがしました。
このCMを見たのはその1回だけだったため、そのときのどこか懐かしい感じを、そのままの感じで覚えています。

相方に「この曲、知ってる?」と聴いてもらったところ、「ジェット・ストリームの曲やん」とあっさり一言。
内心、知らないことを期待していたので、ちょっとがっかり。
わたしにとっては発掘曲でしたが、1990年代にエフエム東京系列の「ジェット・ストリーム」を聴いていたリスナーにとっては馴染み深いエンディング曲だったようです。


最後に、CM曲から離れますが、心に残っているCM。
それは、大塚製薬のイオンウォーターのCM(2018年)で安藤サクラさんがつぶやいた「大人ってながいよー」の一言。
あまりにもインパクトが強すぎて、そのほかのことはうろ覚えです。
気になって検索してみたら、宣伝会議デジタルマガジンの関連記事を見つけました。

「大人は、ながい。〜電車〜」篇と「大人は、ながい。〜野球〜」篇の2つがあったようで、以下は、電車篇からの抜粋です。

私はもうそういうの卒業しちゃったからさ
もうさ、昨日も今日も明日も 来年も10年後も50年後もずーっとおとななのね私。
もうそこには戻れない。
ゴールもない。
おとなってどこいくんだろう
おとなってながいよー

宣伝会議デジタルマガジン
安藤サクラがつぶやく
「大人への長い旅」

こんなふうに心に残るセリフがあるのも、エンタメ性あるCMのおかげと、何気にCM好きなわたしは感慨深く思うのでした。


お読みくださり、ありがとうございました。


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