赤毛のアンでGo!
先日は『何度だって、赤毛のアン』にて、わたしの好きな場面を熱弁しました。今回はそんな一冊、『赤毛のアン』から影響をうけたこと。『赤毛のアン』で試してみたかったこと。この2つに焦点をあてたいと思います。
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◇ 影響をうけたこと
それはズバリ、”紫水晶(アメシスト)”と”ばらの花”です。
いかにもアンらしい表現ですが、こうして記事にすることで、ある共通点に気がつきました。それは――
と、どちらも、美しいものの名前にこだわるアンの一面が垣間見えるのです。紫水晶のくだりでは、初めて本物のダイヤモンドの指輪を見たときに、がっかりして泣いてしまったというエピソードにまで続き――。
多様化が叫ばれる今の時代、ダイヤモンドやあざみの立場が気になりますが、そこはさておき、わたしがアンから影響をうけたのが、こちら、紫水晶(アメシスト)の指輪と、ばらの花びら入りのペンダントです。
ばらの花がモチーフされた”こぢんまり”したものが好きなのは、多分にアンの影響で、ばらの刺繍が片隅にほどこされたハンカチ1枚にしても、何色かある中でぼうっと薄い紫色を選んでしまうのもアンの影響だと思いたい……というのが実のところかもしれませんが、そうであることを願い、これからもそう思い込んでいきたいです。Go!
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◇ 試してみたかったこと
これは『赤毛のアン』に限ったことではないのですが、以前から、同じ洋書で翻訳者による訳の違いを比べてみたいという好奇心がありました。
それは、借りて読んで魅了された洋書が文庫本で発売され、意気揚々と購入したものの、最初に読んだときほどの感動がなかったうえに何か違和感があり、調べてみると、単行本と文庫本では翻訳者が違っていたという経験によるものです。
そんな経験からの好奇心を満たすのはまさに今。今とばかりに、早速、図書館から『赤毛のアン』を2冊借りてきました。
借りたのは掛川恭子さんと松本侑子さんの翻訳本で、わたしの本棚にある村岡花子さんの翻訳本と合わせて3冊で比較してみます。
なお、村岡花子さんが朝ドラ『花子とアン』の花子で知られることから、ここからはお三方ともそろえて【花子】【恭子】【侑子】とお呼びします。
最後は、少し短めな英文2つで比較してみます。漢数字を半角数字とした以外、翻訳通りに入力したため、文言が一緒でも表記にひらがな、漢字とバラツキがあります。では、Go!
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久しぶりに本を並べて調べものをしたことが心楽しく、わたしの好きなマシュウの口癖「そうさな」が、英語では”Well now” だということも知れて大きな収穫となりました。
そして、翻訳による微妙な違いを比較できたことを嬉しく思います。
お読みくださり、ありがとうございました。
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